12年後の倉庫増設工事 F様邸
2024年11月25日
皆様こんにちは!
月日が経つのは早いですね・・・
弊社でお家を建て、早10年のOBのお客様より、倉庫建てのご依頼がありました。
お家を建てると年月の経過に伴って、ライフスタイルが変わってきますね、
今回のご要望は、旦那様の釣り道具を入れる倉庫をお願いしたいです!家の中のあちこちにあって、一つにまとめたい!というご依頼でした。
お子さんも中学生になり、全体的に物が増えてきた、ということもあってのことです。
そこで、まずはライフスタイルからの確認です。
倉庫といっても色々ありますので、どれくらいの規模の物置が良いのか、
将来を見据えた検討をお客様と一緒にしてみました。
新築を建てる時期は、一般的には、お子さんが小学校を上がる前に学校区を検討し、お家を建てます。
その流れで行くと、弊社で建ててくださったお客様のお子さんの大半が、中学生位になられています。
また、お子さんの人数も増えたご家庭もあります。
この先どうなるか分かりませんが、一度ご家族に合わせたTIMELINE(時間の流れ)を整理してみましょう。整理することで、少し先が見えてきます。
初めのお話では、ホームセンターで販売させている既製品のイナバ物置くらいでいいかな。。。と仰っておられましたが、釣りとなると疑似餌を作成したり、リールの手入れをしたりするスペースもあるといいですね!ということで、お部屋としてもご利用できる倉庫の方向へお話が移行しました。
将来は、もしかしたら、お子さんが受験勉強や、自分の部屋としてご利用するお部屋になるかも知れません。
簡単に物入れを設置する事もできますが、一旦少し考えてみると、倉庫をお部屋として利用できるようにすると、利用価値が広がります。
また、ご夫婦は年齢と共に2階へ上がることがキツくなるので、1階を有効利用できるお部屋が1つでも多くあると便利かもしれません。
倉庫なら、自分たちで diyで簡単できそうに思いますが、意外と道具が必要だったり、組立は一人では難しいですし、しっかりと地面に固定しなければいけません。
台風の際に飛ばされたり、倒れたりしますので、しっかりと施工業者に固定してもらう必要があります。
倉庫 建てる 価格が気になりますね、
サイズや種類やメーカーによって様々なので、具体的な倉庫 の 価格はお調べいただければと思います。
今回は素材や形状を踏まえ、独断で大まかなランキングにしてみました。
1番から安価なもの 数字が上がっていくにつれて高額になります。
1.既製品 スチール製物置
ホームセンターで販売
一番お手頃。
組立と固定してもらう工事が必要です。3.6畳以下
2.既製品 樹脂製倉庫
インターネット販売
デザインがオシャレ。
組立と固定してもらう工事が必要です。 4.5畳以下
3.既製品 スチール製大型倉庫
インターネット販売
デザインはカッコイイ、アウトドア的な感じで、サイズは大型があります。
組立と固定してもらう工事が必要です。6畳~
4.オーダー 波板倉庫→工務店に依頼します。 骨組みは木材で作ります。大きさは自由。
デザイン性には欠けますが大きな倉庫で、費用を抑えたいときには向いています。
小さなサイズでも整地し、ブロック積の基礎が必要です。
5.オーダー 木造倉庫→工務店に依頼します。
大きさ自由、デザイン自由、断熱性、など、住居と同じ位の性能に作成することが可能です。
費用は高額になってきます。
中に置く物によって広さはどれくらい必要か、断熱性がどれくらい必要か、明かりが必要か、密閉性が必要か、等、それぞれの必要性によって形状は考慮してみましょう。
今回F様が最終的にお決めされたのはオーダーの木造倉庫です。
お部屋としてもご利用できる形にしました。倉庫というよりも、
「離れ」・・・「隠居部屋」や「書斎(勉強部屋)」といった感じです。
壁・床・天井は断熱材完璧、エアコン完備、電気も使えます。通常に住む住宅と同じ状態です。
ブロック基礎
ガルバニウム屋根
サディングの壁
10㎡以内(6畳)3 坪 倉庫ですので、確認申請は不要です。
外部に水栓を設け、釣りから帰った後、大きなクーラーBOXや、釣りの道具を洗う事に活用できます。
玄関はセンサーライト。
ドアの上に明り取りのガラス(欄間付き)で室内に明り取りがあり、明るいお部屋になりました。
室内へは勿論靴を脱いで入ります。
断熱材も完璧で、エアコンも完備します。
壁・天井・床は湿度を調整してくれる杉の板貼です。
床は浮造りといって、木目が立っているような立体感を表す加工をします。
板そのものの自然美、木目自体の立体感を出す為に、昔から考えられた加工方法を”浮造り(うづくり)仕上げ”と言います。
浮造りは足触りがとても気持ちが良く、自然の木の味わいを一層肌で感じられます。
倉庫とは思えない特別な趣味部屋となりました。
杉材のカウンターは厚み7cm位あります。
元々は母屋のダイニングテーブルだった物をカットして再利用しました。
表面を削り、塗装をし直して奇麗になりました。
棚はあえて作り込まず、既製品のスチール棚にしました。コート掛けもありますので、釣り用のジャケットや、カッパなども掛けておくことができます。
棚類は固定棚にして作りこまず、全て動かせるようにしておけば、後々お部屋の利用法が変わっても対応が可能です。
後々は娘さんのお部屋になるかも?!
こんな倉庫があったら旦那様の趣味の道具は一気に奇麗に片付きますね!