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金なんか要らない!お前の毛布を送ってくれ

「金なんか要らない!お前の毛布を送ってくれ」

被災地で建設業を営んでいる知人に連絡をしたら言われた言葉です。

 

3・11震災から12年が経とうとしています。

 

震災が起き建設業の仲間達に安否の確認電話をかけまくりました。

 

「何か手伝えることがないか?」

 

お金なんて使えないし送れない状態であり、

道路に横たわっているお亡くなりになられた方に

毛布を掛けてあげたいから送ってくれないか

という電話だったのです。

子供たちが道路を歩けない・・・から毛布が必要なんだ。

 

今まで宮崎でも大変な時に全国からの支援を受けてきました。

 

自社で支援物資を集めトラックで宮崎から宮城県まで30時間かけて運んだのです。

 

スタッフ・協力業者そして民間の方々による支援で沢山の物資を運ぶことができました。

 

 

2回目物資運搬物は「畳」です。

協力業者である畳屋さんから災害用の畳を頂き被災地の避難所まで届けました。

 

3回目の物資運搬物は選挙看板です。

鵬翔高校の生徒たちと選挙が終わって廃棄される看板のステッカーを剥がし

体育館の壁を塞いだり、避難所の間仕切り壁を作りました。

 

 

 

 

この震災は忘れてはいけない記憶です。

何もできない中、大工である技術で何かできないか?

被災地で使えるものを運搬し修復活動に努め

作業をしながら考えさせられることばかりでした。

 

 

時間が経つほど震災の備えがおろそかになります。

今一度、皆さんに避難用具など準備ができているか?

確認してください!

当時を思い出すきっかけとして12年前の写真を記載しました。