宮崎注文住宅で悩む方へ!木造住宅・鉄骨住宅・コンクリート住宅の違いを徹底解説
2026年02月22日
宮崎県で注文住宅を検討する際、「木造・鉄骨・コンクリート」のどの構造を選ぶべきか悩んでいませんか?
この記事では、それぞれの構造の特徴やメリット・デメリットに加え、建築費用やメンテナンス費用の違いを徹底比較します。
さらに、台風の多さやシロアリ被害、高温多湿といった宮崎特有の気候風土に適した選び方も解説します。
結論として、建築コストや通気性を重視するなら「木造」、台風や地震への圧倒的な強さを求めるなら「鉄骨」や「コンクリート」が適しています。
ご自身のライフスタイルに最適な理想の住まいづくりの参考にしてください。

宮崎注文住宅を建てる前に知っておきたい構造の違い
宮崎県で注文住宅を建てる際、間取りやデザインだけでなく「建物の構造」選びも非常に重要なポイントです。
住宅の構造は、大きく分けて「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート(RC)造」の3種類があり、それぞれに独自の強みと注意点が存在します。
ご自身のライフスタイルや理想の住まいに最適な構造を見つけるために、まずは各構造の基本的な特徴とメリット・デメリットを把握しておきましょう。
以下の表は、木造、鉄骨造、コンクリート造の主な特徴を比較したものです。
| 構造の種類 | 主な材料 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 木造住宅 | 木材(ヒノキ、スギなど) | 日本の伝統的な工法。最も普及率が高い。 | 建築コストが抑えやすい、間取りの自由度が高い | 職人の腕に品質が左右されやすい、シロアリ対策が必要 |
| 鉄骨住宅 | 鋼材(軽量鉄骨・重量鉄骨) | 工場で部材を生産するため品質が安定している。 | 大空間を作りやすい、品質が均一 | 断熱対策が重要、木造よりコストが高め |
| コンクリート住宅 | 鉄筋、コンクリート | 鉄筋とコンクリートを組み合わせた強固な造り(RC造)。 | 耐久性・耐火性・遮音性が極めて高い | 建築コストが最も高い、重量があるため地盤改良が必要な場合も |
木造住宅の特徴とメリット・デメリット
木造住宅は、柱や梁などの主要な構造部分に木材を使用した、日本で最も一般的な住宅構造です。
宮崎県でも、県産材である「みやざきスギ」などを活用した木造注文住宅が非常に人気を集めています。
日本の風土に合わせて発展してきた工法であり、現在でも多くのハウスメーカーや地元工務店が主力としています。
木造住宅のメリット
木造住宅の最大のメリットは、建築コストを比較的安く抑えられる点です。
材料費や加工費が鉄骨やコンクリートに比べて安価であり、予算に応じた柔軟な家づくりが可能です。
林野庁の資料などでも示されている通り、木材は優れた調湿作用を持っており、室内の湿度を快適に保つ働きがあります。
また、間取りの自由度が高く、将来的なリフォームや増改築がしやすいのも、長く住み続ける上で大きな魅力です。
木造住宅のデメリット
一方で、木造住宅は現場で職人が組み立てるため、施工会社や大工の技術力によって品質にばらつきが出やすいという側面があります。
また、木材をエサとするシロアリの被害に遭うリスクがあるため、定期的な防蟻処理などのメンテナンスが欠かせません。
法定耐用年数も鉄骨やコンクリートに比べると短く設定されています。
鉄骨住宅の特徴とメリット・デメリット
鉄骨住宅は、柱や梁に鉄骨(鋼材)を使用した構造です。
鋼材の厚さによって「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」に分けられます。
一般の戸建て注文住宅では、主に厚さ6mm以下の鋼材を使用する軽量鉄骨造が採用されます。
鉄骨住宅のメリット
鉄骨住宅は、主要な部材が工場で精密に生産されるため、職人の腕に左右されず、安定した品質を保つことができます。
また、鉄の強靭さを活かして、柱の少ない大空間のリビングや、大きな窓を設けるなど、開放的な間取りを実現しやすいのが特徴です。
材質の特性上、シロアリの被害に遭いにくいという安心感もあります。
鉄骨住宅のデメリット
鉄骨は熱を伝えやすい性質(熱橋)があるため、外気の影響を受けやすく、夏は暑く冬は寒くなりやすいというデメリットがあります。
そのため、十分な断熱対策を施す必要があります。
また、木造住宅に比べて材料費が高く、建築費用が割高になる傾向があります。
重量があるため、軟弱な地盤の場合は強固な地盤改良工事が必要になることもあります。
コンクリート住宅の特徴とメリット・デメリット
コンクリート住宅は、引っ張る力に強い「鉄筋」と、圧縮する力に強い「コンクリート」を組み合わせた「鉄筋コンクリート(RC)造」が一般的です。
現場で鉄筋を組み、型枠の中にコンクリートを流し込んで造り上げるため、建物全体が一体化した強固な構造になります。
コンクリート住宅のメリット
コンクリート住宅の最大の魅力は、圧倒的な耐久性と堅牢性です。耐火性や耐震性に優れているだけでなく、コンクリートは密度が高いため遮音性が非常に高く、外部の騒音を遮断し、室内の音が外に漏れるのを防ぎます。
デザインの自由度も高く、曲線を用いたスタイリッシュな外観など、個性的な注文住宅を実現できます。法定耐用年数も47年と長く、資産価値が落ちにくい点もメリットです。
コンクリート住宅のデメリット
デメリットとしては、建築費用が3つの構造の中で最も高額になることが挙げられます。
材料費だけでなく、型枠工事やコンクリートの養生など工程が複雑になるためです。
また、建物自体が非常に重くなるため、宮崎県内の土地によっては大規模な地盤改良工事が必要となり、さらにコストがかさむ可能性があります。
気密性が高いため、計画的な換気システムを導入しないと結露が発生しやすい点にも注意が必要です。
宮崎の気候に適した住宅構造はどれか
宮崎県で注文住宅を建てる際、間取りやデザインだけでなく「どの構造で建てるか」は非常に重要な選択です。
宮崎県は全国的にも日照時間が長く、年間降水量も多いという特徴があります。
さらに、毎年多くの台風が接近し、高温多湿な環境からシロアリの活動も活発です。
ここでは、宮崎の厳しい自然環境や気候風土に対して、木造住宅・鉄骨住宅・コンクリート住宅がそれぞれどのように適しているのかを詳しく解説します。
台風対策で比較する木造・鉄骨・コンクリートの違い
宮崎県は「台風銀座」とも呼ばれるほど、毎年夏から秋にかけて多くの台風が接近・上陸します。
強風や大雨から家族の命と財産を守るためには、住宅の耐風性や水密性が欠かせません。
各構造の耐風性と特徴
台風に対する強さを構造別に見ると、重量と剛性に優れたコンクリート住宅(鉄筋コンクリート造・RC造)が最も有利です。
コンクリート住宅は建物自体が非常に重く、強風に煽られても揺れを感じにくいため、台風通過中も安心して過ごすことができます。
また、屋根瓦などの飛来物が外壁に衝突しても貫通するリスクが極めて低く、外装の被害を最小限に抑えられます。
鉄骨住宅も、骨組みに鋼材を使用しているため粘り強さがあり、強風に対して高い耐風性能を発揮します。
ただし、軽量鉄骨造の場合は、強風時に建物全体がしなることで力を逃がす構造になっているため、室内で揺れを感じやすい点には注意が必要です。
木造住宅は他の構造と比べると軽量ですが、現在の建築基準法に則り、耐力壁をバランス良く配置し、専用の接合金物でしっかりと固定された家であれば、宮崎の台風にも十分に耐えうる強度を持っています。
ただし、飛来物による外壁の損傷リスクを減らすために、耐久性の高い外壁材を選ぶなどの工夫が求められます。
| 構造 | 台風に対する強さ・特徴 | 強風時の揺れやすさ |
|---|---|---|
| 木造住宅 | 建築基準法を満たせば十分な耐風性を持つが、飛来物対策が推奨される | 強風時に比較的揺れを感じやすい |
| 鉄骨住宅 | 骨組みが頑丈で耐風性が高い | しなりで力を逃がすため揺れを感じることがある |
| コンクリート住宅 | 圧倒的な重量と剛性を誇り、飛来物にも非常に強い | 強風時でもほとんど揺れを感じない |
シロアリ被害を防ぐための構造選び
温暖で湿気が多い宮崎県は、ヤマトシロアリだけでなく、建物の広範囲に深刻な被害をもたらすイエシロアリの生息域でもあります。
そのため、注文住宅を建てる際のシロアリ対策(防蟻対策)は必須項目となります。
構造別のシロアリリスクと対策
木造住宅は、構造の主要部分が木材であるため、最もシロアリ被害のリスクが高いと言えます。
しかし、ヒノキやヒバなどシロアリが嫌う成分を持つ樹種を土台に使用したり、適切な防蟻処理(薬剤散布やホウ酸処理など)を定期的に行うことで、被害を未然に防ぐことが可能です。
また、床下の通気を良くする基礎パッキン工法なども有効な対策となります。
鉄骨住宅やコンクリート住宅は、主要構造部が無機物であるため、シロアリに柱などを食べられて倒壊するリスクはありません。
しかし、「木造以外ならシロアリ対策は一切不要」と考えるのは危険です。
内装の下地材やフローリング、建具、断熱材などには木材や柔らかい素材が使用されていることが多く、シロアリが基礎の継ぎ目やコンクリートのひび割れ(クラック)、配管の隙間から侵入し、これらを食害するケースが報告されています。
どの構造を選んだとしても、宮崎県で家を建てる以上は、基礎周りの点検のしやすさを確保し、定期的なメンテナンスと床下のチェックを行うことが建物を長持ちさせる秘訣です。
高温多湿な宮崎を快適に過ごす断熱性と通気性
宮崎県の夏は非常に暑く、湿度も高いため、室内をいかに涼しく快適に保つかが家づくりの大きなテーマとなります。
気象庁の過去の気象データ検索などを参照しても、宮崎市は年間を通して温暖で日照時間が長いことがわかります。そのため、断熱性と通気性のバランスが構造選びの鍵を握ります。
夏を涼しく、冬を暖かく過ごすための構造比較
木造住宅は、木材自体が熱を伝えにくい(熱伝導率が低い)性質を持っているため、外気の暑さや寒さの影響を室内に伝えにくいというメリットがあります。
また、調湿効果を持つ無垢材や漆喰などの自然素材との相性も良く、壁体内通気工法などを採用して湿気を逃がす設計にすることで、高温多湿な宮崎の夏でも比較的快適に過ごすことができます。
鉄骨住宅は、鉄が熱を伝えやすい性質を持つため、外気温の影響を受けやすいのが弱点です。
夏場は鉄骨が熱を持ち、冬場は冷えやすくなる「ヒートブリッジ(熱橋)現象」が起こりやすいため、鉄骨部分からの熱の出入りを防ぐために、外張り断熱や充填断熱を組み合わせるなど、木造以上に徹底した断熱対策が必要不可欠です。
コンクリート住宅は、気密性が非常に高く、防音性にも優れています。
しかし、コンクリートは熱容量が大きく、一度温まると冷めにくい(蓄熱性が高い)という特徴があります。
そのため、宮崎の強い日差しを浴び続けると、夜になっても室内に熱を放射し続けてしまい、エアコンの効きが悪くなることがあります。
これを防ぐためには、コンクリートの外側を断熱材で覆う「外断熱工法」を採用し、直射日光による建物の温度上昇を根本から防ぐことが極めて重要です。
| 構造 | 断熱性・通気性の特徴 | 宮崎の気候に対する注意点と対策 |
|---|---|---|
| 木造住宅 | 木材の断熱性が高く、通気性を確保しやすい | 湿気対策として床下や壁内の通気工法を確実に行う |
| 鉄骨住宅 | 鉄が熱を伝えやすいため、外気の影響を受けやすい | ヒートブリッジ対策として、高性能な断熱材の施工が必須 |
| コンクリート住宅 | 気密性が高いが、蓄熱しやすく熱がこもりやすい | 夏の強い日差しを防ぐため、外断熱工法の採用が強く推奨される |
注文住宅の費用と工期で比較
宮崎県で注文住宅を建てる際、構造ごとの「費用」と「工期」は、資金計画や入居スケジュールに直結する重要な要素です。
木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート(RC)造のそれぞれにおいて、初期費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用や建築にかかる期間が大きく異なります。
ここでは、それぞれの構造における費用と工期の違いを詳しく比較・解説します。
建築費用の相場と初期費用の違い
注文住宅を建てる際、最も気になるのが初期費用である建築費用(坪単価)です。
構造によって使用する材料や建築手法が異なるため、建築費用には明確な差が生じます。
構造別の坪単価相場
一般的に、木造住宅は材料費や加工費が比較的安価に抑えられるため、初期費用が最も低くなります。
一方、鉄骨住宅は鋼材の価格や工場での加工コストがかかるため木造よりも高くなり、鉄筋コンクリート(RC)住宅は、現場での型枠工事やコンクリート打設など大掛かりな工程が必要となるため、最も高額になります。
| 構造 | 坪単価の目安 | 初期費用の特徴 |
|---|---|---|
| 木造住宅 | 約50万〜80万円 | 材料費が比較的安く、基礎工事の負担も少ないため、予算を抑えやすい。 |
| 鉄骨住宅 | 約70万〜100万円 | 部材の工場生産によるコストや、重量を支えるための強固な基礎工事費用がかかる。 |
| コンクリート住宅 (RC造) | 約90万〜120万円以上 | 材料費に加え、型枠大工や鉄筋工などの専門的な人件費、地盤改良費が高額になりやすい。 |
※坪単価は一般的な目安であり、設備のグレードや宮崎県内の施工エリア(平野部か山間部かなど)、依頼するハウスメーカーや工務店によって変動します。
また、鉄骨造やコンクリート造は建物自体の重量が重いため、宮崎県内の地盤の状況によっては、木造住宅では不要だった高額な地盤改良工事費が別途発生する可能性がある点にも注意が必要です。
メンテナンス費用とランニングコストの違い
住宅にかかるお金は、建てるときの初期費用だけではありません。
数十年と長く住み続けるためには、外壁や屋根の修繕、設備の交換といったメンテナンス費用(修繕費)や、日々の光熱費などのランニングコストも考慮して構造を選ぶことが大切です。
構造別のメンテナンス周期と費用の傾向
木造住宅は、外壁塗装や防蟻(シロアリ)処理など、約10年〜15年ごとの定期的なメンテナンスが不可欠です。
1回あたりの費用は比較的抑えられますが、こまめな手入れが求められます。
鉄骨住宅は、骨組み自体の耐久性は高いものの、鉄の弱点であるサビを防ぐための防錆処理や、外壁の目地(シーリング)の打ち替えが必要です。
大手ハウスメーカーで建てた場合、専用の部材が必要になり、メンテナンス費用が割高になるケースがあります。
コンクリート住宅は、構造体そのものの寿命が非常に長く堅牢です。
しかし、コンクリートのひび割れ(クラック)補修や、雨漏りを防ぐための屋上・外壁の防水工事が定期的に必要となり、大規模修繕の際には足場代を含めて高額な費用がかかる傾向があります。
税金(固定資産税)の違い
ランニングコストとして忘れてはならないのが固定資産税です。
固定資産税は建物の評価額に基づいて算出されますが、構造によって評価額の「下がり方(経年減点補正率)」が異なります。
国税庁の耐用年数表によると、木造住宅の法定耐用年数は22年、鉄筋コンクリート造は47年と定められており、この年数をもとに建物の資産価値が評価されます。
そのため、木造住宅は評価額が早く下がるため、将来的な固定資産税の負担は軽くなりやすい傾向にあります。
一方、コンクリート住宅は耐用年数が長いため評価額が下がりにくく、長期間にわたって高い固定資産税を支払い続けることになります。
工期の長さと建築プロセスの違い
仮住まいの家賃や引っ越しのタイミングに影響を与える「工期」も、構造によって大きく異なります。
宮崎県で注文住宅を計画する際は、台風シーズンや梅雨の時期を避けるなど、スケジュール管理も重要です。
構造ごとの一般的な工期
工期の短さで比較すると、工場で部材の多くを生産するプレハブ工法の鉄骨住宅が最も早く完成する傾向にあります。次いで木造住宅、最も時間がかかるのがコンクリート住宅です。
| 構造 | 一般的な工期(着工から完成まで) | 建築プロセスの特徴 |
|---|---|---|
| 木造住宅 | 約4ヶ月〜6ヶ月 | 現場での組み立てや造作が多く、職人の手作業が中心。天候の影響を比較的受けやすい。 |
| 鉄骨住宅 | 約3ヶ月〜5ヶ月 | 主要な部材を工場で生産し、現場で組み立てるため、品質が安定しており工期が短い。 |
| コンクリート住宅 (RC造) | 約6ヶ月〜8ヶ月以上 | 鉄筋を組み、型枠を作ってコンクリートを流し込み、乾燥・養生させる工程を繰り返すため、最も時間がかかる。 |
コンクリート住宅は、コンクリートが適切に固まる(強度が出る)までの「養生期間」が必須となります。
特に冬場や雨の多い時期は、コンクリートの乾燥に時間がかかるため、工期がさらに延びる可能性があります。
また、木造住宅であっても、こだわりの強い設計や特殊な木材を使用する場合は、標準的な工期よりも長くかかることがあります。
注文住宅を建てる際は、初期費用と将来のランニングコストのバランス、そして希望する入居時期に合わせて、最適な構造を選択することが成功の鍵となります。
まとめ
宮崎県で注文住宅を建てる際、木造・鉄骨・コンクリートのどの構造を選ぶかは、台風の多さや高温多湿といった地域の気候風土を考慮することが非常に重要です。
木造住宅は通気性に優れ建築費用を抑えやすい反面、シロアリ対策が必須となります。
鉄骨住宅はシロアリに強く台風時の安心感がありますが、サビ対策や断熱性の確保が求められます。
コンクリート住宅は台風やシロアリに対して最も高い耐久性を誇る一方で、初期費用が高額になりやすく、十分な湿気対策が必要です。
初期費用だけでなく、将来のメンテナンス費用や災害への備えなど、ご家族が最も重視する条件を明確にし、宮崎の環境に最適な理想の住まいづくりを実現してください。



