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世界住宅視察

サシャ邸 一般住宅視察ドイツ ドレスデン

サシャ邸 一般住宅の視察です。
ドイツは日照時間が少ない為 
土地の価格は東西南北さほど変わらないようです。

撮影:佐藤建設株式会社 佐藤光輝

🌍 海外視察レポート|サシャ邸(ドイツ・ドレスデン) — 「一般住宅」を通じて見るヨーロッパの住まい


① 視察対象と背景

  • この視察は、ドイツ・ドレスデンにある一般住宅「サシャ邸」の内部・外観を実際に見学・撮影したもので、住まいとしての実用性、設計、インテリア、外構・周囲環境などを確認する目的で行われました。 佐藤建設株式会社|宮崎市の工務店

  • ドイツでは、日照時間が少ないこともあり、土地の“向き(東西南北)”による価格差が小さい傾向にある、という点も記録されています。 佐藤建設株式会社|宮崎市の工務店

  • つまりこの住宅は、特別住宅ではなく“普通の暮らし”を想定した住まい — 私たちが日本で住宅を設計する際にも、参考になりやすい実用的なスケール感とデザインがある住宅です。


② サシャ邸の特徴・設計・住まいのポイント

以下、視察で確認できた注目すべきポイントです:

■ 室内のバランスと生活しやすさ

  • リビング、居室、インテリアなど、室内のスケール感や間取りが、一般家庭の生活を想定して無理なく設計されている印象。過度に大きすぎず、小さすぎず、実用性と快適性のバランスが取れているようです。 佐藤建設株式会社|宮崎市の工務店

  • インテリアや仕上げ、家具配置、壁・床の仕上げなどが落ち着いたトーンでまとめられており、「暮らすこと」を前提にした住まいらしさがあります。 佐藤建設株式会社|宮崎市の工務店

■ 外観・外構・街との調和

  • 外観および外構の写真から、住宅が周囲の環境 — ドレスデン市街・住宅地 — と自然に馴染んでいることが伺えます。地域の気候や街並みに合わせた佇まいである点が印象的です。 佐藤建設株式会社|宮崎市の工務店

  • また、ヨーロッパの一般住宅らしく、景観、敷地の使い方、外構・庭・塀などを含めた“住まい全体としての構え”がしっかり設計されており、「家=建物」だけではなく「住まい=環境との関係性」を意識しているように感じられます。

■ ヨーロッパ住宅らしい設計思想と“日常”への配慮

  • ドイツという土地柄、気候や環境条件が日本とは異なるため、採光・断熱・窓の配置・外構とのバランスなど、“住まいの基礎性能”も含めた設計がなされている可能性があります(ドイツ全体で断熱や気密、住宅性能に関する意識が高いため)。

  • それに加えて、住む人が日常を快適に過ごせるような間取り・インテリア・動線・居室配置など、住宅としての“実用性と快適性”が両立されている点が、私たちにとっても大きな学びになります。


③ 私たち(佐藤建設)にとっての学びと、今後の住宅設計への応用

このサシャ邸の視察から得られた示唆は、以下のように整理できます:

  • 普通の住宅の“バランス”を大切に
    豪華さや過剰なデザインではなく、「住みやすさ」「動線の自然さ」「室内・外構・街との調和」を重視した住まいの価値。日本でも“ほどよい広さ/ほどよいコスト感”でしっかり設計することで、多くの人に寄り添った住宅づくりが可能です。

  • 環境・地域性を意識した設計
    敷地の方角、気候、周囲の街並みを配慮した設計 — ただ建てるだけでなく、「その土地で快適に暮らす」ための設計が重要。特に窓・外構・通風・日射など、気候に応じた配慮は、住宅の品質に直結します。

  • 住まい全体としての“構え”の提案
    建物だけでなく、外構・外観・敷地・街並みとの関係性を含めて設計を考えることで、「家 ≒ 生活の舞台」としての提案が可能。これは、建てた後の暮らしの満足や地域との調和にもつながります。

  • 実用性とデザインの両立
    過度に装飾性を追うのではなく、基本性能(構造・断熱・採光・風通し)+居住性(間取り・動線・インテリア)を両立させることで、「長く住める家」「安心・快適な家」を目指せる。


📝 まとめ

サシャ邸のような「一般住宅」が持つ“バランス・実用性・住まいとしての完成度”は、私たちの家づくりにおいて非常に参考になるモデルです。

特別で豪華な住宅だけが“魅力的な家”ではありません。
日々の暮らしを支え、住む人に快適性と安心を提供する――そんな“丁寧に設計された普通の家”こそ、多くの人にとって理想の住まいになり得ると思います。

私たち 佐藤建設も、この視察から得た学びを踏まえて、宮崎の風土・敷地・暮らしに合った「暮らしやすく、整った住まい」を提案していきたいと思います。