レモブィティ邸　一般住宅視察イタリア フィレンツェ

🏡 海外視察レポート｜レモブィティ邸 — フィレンツェの“暮らし”を感じる住まい見学

① 視察の背景と訪問の趣旨

• レモブィティ邸は、イタリア・フィレンツェにある一般住宅で、今回、視察チームとして実際にお宅訪問をさせていただきました。

• 住宅を見るだけでなく、生活感、インテリア、家の持つ雰囲気、住まわれているご夫婦の暮らしぶり――「実際の住まいとは何か」を感じ取るための視察でした。

• 特に、階段を上がった先にあるリビングから見える景色、色彩や素材へのこだわり、室内外のバランスなど、「住まいの質感」を重視した観点で見せていただいた点が印象的でした。

② レモブィティ邸の特徴と印象的なポイント

🌈 インテリアと色彩感覚

• 室内は、単に機能を満たすだけでなく、色彩や素材、光と影の使い方に強いこだわりが感じられました。ご夫婦が「住まいを楽しむ」という視点で選ばれたインテリアと仕上げが、空間に独特の雰囲気と個性を与えています。

• 過度なモダンさではなく、“落ち着き”と“温かみ”のあるデザイン――古さと新しさ、日常と特別をバランスさせたインテリア思想が伝わってきます。

🪟 窓・眺望・空間構成

• 階段を上がるとたどり着くリビングからの眺望が「絶景」と紹介されており、室内から外の景色／街並み／空気を取り込む設計が意識されていたようです。

• こうした「外と中のつながり」は、住宅が単なる“箱”ではなく“暮らしの舞台”であるという設計哲学を感じさせます。

🏠 “住まい”としてのバランス感 — 実用性と心地よさ

• この家は、特別豪華でも過剰でもない、“ごく普通の日常を大切にする家” の雰囲気があります。機能性・収納・動線など実用的な面にも配慮されつつ、住む人が暮らしを楽しめるインテリアや空間構成がなされていました。

• 家全体が「住まいとしての完成度」と「生活の余白」を両立しており、“住む人の暮らし”が第一に考えられていることが伝わってきました。

③ 私たち（佐藤建設）への学びと、これからの家づくりへの応用

このレモブィティ邸の視察を通じて、私たちが今後の設計・提案に活かしたいと感じたポイントは以下の通りです：

• 色彩・素材・光／影の使い方を住まいの“個性”にする
    家は「機能＋構造」だけでなく、「色・素材・景観・光の入り方」で住む人の心に残る空間にできる。インテリアや仕上げにデザイン性をしっかり取り入れることで、日常に“豊かさ”を加えられる。

• 景色／眺望を活かす間取り・窓配置
    敷地や周囲環境を読み込んで、窓の配置や階段の立ち上げ、開放感のある部屋設計をすることで、“住まい × 環境”をつなぐ家づくりが可能。

• 過剰ではない“普通の暮らし”を丁寧に設計
    豪華さや流行を追うのではなく、住む人のライフスタイル・価値観にあわせて、「使いやすさ」「居心地」「心の満足」を優先したバランス設計。

• “暮らしの記憶”を育てる住まいとしての提案
    建ててすぐではなく、年月とともに家族とともに味わいが増すような素材選び、仕上げ、窓や眺望の取り込みなどを含めた“住まいのストーリー性”を提案。

• インテリア・外構も含めたトータル設計
    建物だけでなく、窓・外構・景観・外部とのつながり・動線・収納など、暮らし全体を設計の対象とし、「家＝住まいのトータルパッケージ」とする視点。

✅ まとめ

レモブィティ邸は、「住まいとはこうあるべき」という固定観念に縛られず、
“光・色・素材・景観・暮らし” を丁寧にデザインした、暮らしの豊かさを感じられる家でした。

私たち 佐藤建設としても、このような “住まいの質” を大切にし、宮崎の気候・敷地・お客様のライフスタイルに合った、
「住む人の心を満たす・暮らしを育てる住まい」 を提案していきたいと思います。