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世界展示会 工場視察

イタリア ミラノサローネ展示会 4イタリア ミラノ

海外視察レポート|イタリア ミラノサローネ展示会④ — ミラノデザインの最先端から学ぶ


① ミラノサローネとは — 世界最大規模のデザイン・家具展示会

「ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)」は、毎年4月にミラノで開催される世界最大級の家具・インテリア・デザインの国際見本市です。1000社以上の出展があり、家具・照明・インテリア・プロダクトなど最新のデザイン・トレンドを体感できる場になっています。milanosalone.com

この展示会は 単なる家具展示ではなく、空間デザイン・素材・技術・ライフスタイル までを含めた総合的なデザインイベントとして、世界中から建築・家具・インテリア関係者が集まる重要な機会です。ウィキペディア


② 展示会の構成と視察で見たポイント

ミラノサローネは、会場全体を複数のカテゴリーに分けて展示が行われています。以下は視察で特に注目したポイントです:

🪑 インテリア・家具展示

  • ベッドルーム家具、リビング・ダイニングチェア、ソファ、テーブル等、住まいの基本となるアイテム群の 最新トレンド/素材使い/色彩展開 を確認。

  • 伝統的な素材と最先端素材の“融合デザイン”が多く、住まいの空間価値をどう高めるか のヒントが多数見られました。milanosalone.com

🛋 店舗・商空間への提案アイデア

  • ホテル、レストラン、ショップなど 商業空間向けの家具・照明・什器提案 も豊富。空間全体をデザインする際のアプローチが参考になります。

  • 特に、動線・導線・見せ方と住空間の“質感づくり”は住宅設計でも応用できます。

🌿 エクステリア・外部空間提案

  • 屋外家具・庭空間の活用、テラス・デッキ用アイテム等が展示され、屋外空間の居心地とデザイン の両立について学びがありました。

  • 内部インテリアと外部空間の関係性をデザインする視点が重要だと感じました。

※ サローネ展示会(ミラノ国際家具見本市)は、家具・照明・オフィス環境など複数ジャンルで開催されるため、展示の幅や注目分野が非常に広いものです。milanosalone.com


③ 視察から得た設計・デザイン面での気づき

✔ 空間全体を俯瞰する“統合デザイン”

ミラノサローネでは、単体アイテムだけでなく アイテム同士の組み合わせ/空間全体での見え方/材料や光の使われ方 を体感できます。これは住宅設計においても、「一部だけでなく全体のバランス」を見る視点が重要であることを改めて学びました。

✔ 素材の新しさと伝統の融合

出展各社は 伝統的な素材感 × 最新素材の組み合わせ を提案しています。これにより、住まいや空間における「温かみ」と「機能性」の両立といった新しい価値の見せ方も体感しました。


④ これからのシリーズにつながる視点

この④回目の記事では、展示アイテム・素材・インテリア・外部空間 といった “ミラノサローネの全体像” に触れました。
次の③・②・①の記事では、さらに具体的な事例や注目した出展テーマ を切り分けてご紹介していきます(例:照明、オフィス空間、キッチン・バスなど)。

  1. ③|展示会のテーマ別レポート(照明・ライティング編)

  2. ②|展示会のテーマ別レポート(キッチン・水回り編)

  3. ①|展示会のテーマ別レポート(フロア&テキスタイル・最新トレンド編)

各テーマは ミラノサローネという“世界基準” の視点から、住宅設計や住まい提案にどう活かせるか を丁寧に拾っていきます。


📝 まとめ

ミラノサローネ④の記事では、展示会全体の雰囲気や構成、空間と素材のデザイン観 を中心に視察レポートとしてお届けしました。

「家具や照明の集合体」だけでなく、

  • アイテム同士の関係性

  • 空間全体での見え方

  • 家具を含めた暮らしの質

といった、住宅設計にもつながる大切な視点を得られるイベントでした。

引き続き、これからのシリーズ③・②・① でも、ミラノサローネならではの視点から学びを共有していきます。milanosalone.com