土地が軟弱の場合の地盤改良のしかた
2025年03月28日
地盤改良とはどんな工事なのか?
なぜ地盤改良工事をしないといけないのか?
地中に埋まってしまうわからない部分について解説します。
昔の家造りでは「杭」工事というのはありませんでした。
マンションなどの大きい建物には「杭」工事を行っていたのです。
しかし地震などの震災が増加した為、現在は住宅も地盤調査して家を建てなければいけません。
住宅用地における杭工事(基礎杭工事)には、地盤の強度や建物の規模に応じてさまざまな種類の杭があります。主な杭の種類を紹介します。
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コンクリート杭
鉄筋コンクリート(RC)やプレストレストコンクリート(PC)を用いた杭で、
高い耐久性と支持力があります。
主な種類:
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既製コンクリート杭(工場で製造された杭を現場で打ち込む)
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場所打ちコンクリート杭(現場で穴を掘り、コンクリートを流し込んで杭を形成する)
鋼管杭
鋼製の管状杭で、比較的軟弱な地盤や狭い敷地に適しています。
主な種類:
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回転貫入鋼管杭(回転させながら地中に埋め込む)
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埋め込み鋼管杭(ハンマーや振動を使って打ち込む)
木杭
昔ながらの方法で、比較的小規模な住宅や地盤改良用途に用いられます。
特長:
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腐食しにくい湿地帯向け(沼地など)
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安価で施工が容易だが、耐久性に限界がある
柱状改良杭(地盤改良杭)
軟弱地盤を改良するために、地盤中にセメントミルクを混ぜて杭状に固める方法です。
主な種類:
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深層混合処理工法(支持杭の代わりに地盤を強化)
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浅層改良(表層のみを改良)
エコジオ工法
今回地盤改良が必要だった新築住宅にはエコジオ工法を採用しました。
エコジオ工法は、砕石(さいせき)を使った地盤改良工法であり、セメントや化学薬品を使わないため、環境負荷が少なく、住宅建築にも適した基礎補強方法です。
エコジオ工法の特徴
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環境に優しい(エコ)
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セメントや化学薬品を使用しないため、六価クロムなどの土壌汚染リスクがない。
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土を掘削して処分する必要がなく、産業廃棄物が発生しない。
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砕石を使うため地盤が強くなる
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締め固めた砕石杭が地盤を強化し、沈下を防ぐ。
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地震時には砕石が動いてエネルギーを吸収し、液状化現象を抑える効果も期待できる。
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施工が短期間で済む
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セメント硬化の養生期間(固まるまでの時間)が不要なので、即日施工が可能。
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杭の打設と違い、振動や騒音が少ないため、住宅街でも施工しやすい。
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地中に人工物が残らない
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将来、建物を解体して別の用途にする場合でも、砕石は自然に還るため撤去が不要。
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杭のような人工構造物がないため、土地の資産価値を維持しやすい。
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エコジオ工法が適しているケース
✅ 軟弱地盤の住宅建築(粘土質・砂質・埋立地など)
✅ 地盤沈下を防ぎたい場合
✅ 環境配慮が求められる場所(公園・学校・農地の近く)
✅ 土地の資産価値を守りたい場合(将来的な土地活用を考慮)
エコジオ工法のデメリット
❌ 極端に軟弱な地盤では対応できない(支持層が深すぎると適用困難)
❌ 鋼管杭やコンクリート杭と比べると支持力がやや劣る場合がある
❌ 施工できる業者が限られていることがある
まとめ
エコジオ工法は、環境負荷が低く、施工が簡単で、液状化対策にもなる地盤改良工法です。
ただし、地盤の状況によって適用できない場合もあるため、事前の地盤調査が重要です。
住宅用地の杭工事を検討する際、エコジオ工法が適しているかどうかも選択肢の一つとして考えると良いでしょう。
住宅建築では、色々な種類の「杭」が使われます。
地盤調査の結果によって適した杭を選定するのが重要です。