警戒必須!3つの台風発生予想、進路に細心の注意を!発生すると台風17号、18号、19号
2025年09月18日
現在、日本列島に連続して接近する恐れのある3つの台風(発生すれば台風17号、18号、19号)の発生が予想されており、厳重な警戒が必要です。
この記事では、それぞれの台風の最新の進路予想、日本各地への具体的な影響、大雨・暴風・高波・高潮など複合的な被害想定を詳細に解説します。
さらに、今すぐできる効果的な台風対策や、信頼できる情報源の見極め方まで、あなたの命と財産を守るために必要な情報を網羅的に提供します。
早期の情報収集と準備で、未曽有のトリプル台風に備えましょう。
目次
3つの台風発生予想の全体像と緊急性
なぜ今、3つの台風発生が予想されるのか
2024年9月は、例年にも増して台風活動が活発化する可能性が指摘されています。
特に9月は、日本列島に台風が接近・上陸する可能性が一年で最も高まる時期です。
気象庁の平年値データによると、9月の台風発生数は5.0個と8月に次いで多く、さらに台風の上陸数、本土への接近数においては、一年で最も多い時期とされています。
このような気象条件が重なる中で、複数の熱帯低気圧が同時に発達する状況は、決して珍しいことではありませんが、その影響は広範囲に及ぶ可能性があり、最大限の警戒が必要です。
本州方面にとって9月はまさに台風シーズンのピークにあたり、今年は3つの熱帯低気圧が同時に台風へと発達する見込みであることから、普段以上の備えが求められます。
気象庁の発表と現在の状況
2024年9月18日(木)3時現在、太平洋上に存在する3つの熱帯低気圧について、気象庁はそれぞれ「台風に発達する見込み」と発表しました。
これらの熱帯低気圧が台風に発達した場合、発生順に「台風17号」「台風18号」「台風19号」と呼ばれることになります。
これらの熱帯低気圧は、それぞれ異なる位置にありながら、いずれも台風へと勢力を強める可能性を秘めています。現在の各熱帯低気圧の状況は以下の通りです。
名称 | 中心位置 | 移動 | 中心気圧 | 最大風速(中心付近) | 最大瞬間風速 |
---|---|---|---|---|---|
熱帯低気圧a(発生すると台風17号) | バシー海峡 | 北北西 15 km/h | 1006 hPa | 15 m/s | 23 m/s |
熱帯低気圧b(発生すると台風18号) | フィリピンの東 | 西北西 15 km/h | 1004 hPa | 15 m/s | 23 m/s |
熱帯低気圧c(発生すると台風19号) | ウェーク島近海 | 西 ゆっくり | 1010 hPa | 15 m/s | 23 m/s |
これらの熱帯低気圧が同時に台風となることで、日本列島およびその周辺地域への影響が懸念されます。
今後の気象庁からの発表や最新の台風情報には、引き続き細心の注意を払い、早めの対策を講じることが極めて重要です。
台風17号、18号、19号 各台風の進路と特徴
現在、日本周辺および太平洋上には3つの熱帯低気圧が存在しており、それぞれが台風へと発達する見込みです。
これらの熱帯低気圧が台風となった場合、発生順に台風17号、台風18号、台風19号と命名されることになります。
9月18日(木)3時現在の情報に基づき、各熱帯低気圧の最新情報と予想される進路、特徴について詳しく解説します。
台風17号の最新情報と予想進路
まず、最も早く台風に発達する見込みの熱帯低気圧は、バシー海峡に位置するものです。
これが台風となった場合、台風17号と呼ばれることになります。
気象庁の発表によると、この熱帯低気圧は一昨日16日(火)12時に発生しました。
今後12時間以内に台風へと発達し、その後は南シナ海へと西進する予想です。現時点では、日本列島への直接的な影響はないと見られています。
しかし、南シナ海を西進する過程で、香港などの華南方面に一足早く接近する可能性があります。
渡航を予定されている方や現地に滞在されている方は、現地の台風情報に十分ご注意ください。
9月18日(木)3時現在の熱帯低気圧(台風17号となる見込み)の状況は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
中心位置 | バシー海峡 |
移動 | 北北西 15 km/h |
中心気圧 | 1006 hPa |
最大風速(中心付近) | 15 m/s |
最大瞬間風速 | 23 m/s |
台風18号の発生予想と警戒すべき地域
次に台風に発達する見込みの熱帯低気圧は、フィリピンの東に位置するものです。
これが台風となった場合、台風18号と呼ばれることになります。
この熱帯低気圧は昨日17日(水)9時に発生しました。気象庁の予想では、今後24時間以内に台風へと発達し、その後は西北西に進む見込みです。
特に、22日(月)頃には沖縄の先島諸島の南に達する予想が示されています。
沖縄本島への直撃の可能性は低いものの、この台風は暴風域を伴う「強い勢力の台風」にまで発達する可能性が指摘されています。
そのため、沖縄の先島諸島を中心に、高波、強風、そして大雨による影響が出る可能性があります。
沖縄方面へ渡航を予定されている方や現地に滞在されている方は、今後の気象情報に細心の注意を払う必要があります。
さらに、この台風は西進を続けながら南シナ海でさらに発達し、香港をはじめとする華南方面に荒天をもたらすおそれもあります。
こちらも関連地域の最新情報にご留意ください。
9月18日(木)3時現在の熱帯低気圧(台風18号となる見込み)の状況は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
中心位置 | フィリピンの東 |
移動 | 西北西 15 km/h |
中心気圧 | 1004 hPa |
最大風速(中心付近) | 15 m/s |
最大瞬間風速 | 23 m/s |
台風19号の発生可能性と注意点
3つ目の熱帯低気圧は、ウェーク島近海に位置するものです。これが台風となった場合、台風19号と呼ばれることになります。
この熱帯低気圧は昨日17日(水)21時に発生しました。
気象庁の発表によると、今後24時間以内に台風へと発達する見込みですが、その後は西進を続ける予想です。
現時点では、この先5日間で顕著な発達は予想されていません。
この台風の進路については、不確実な要素が多く残されています。一部の予測では、小笠原近海まで進んだ後に転向して北東に進む可能性が考えられています。
しかし、別の予測ではそのまま西進を続ける可能性も示されており、その動向はまだ定まっていません。
日本列島への直接的な影響の有無を含め、今後の情報に注意し、動向を注視する必要があります。
9月18日(木)3時現在の熱帯低気圧(台風19号となる見込み)の状況は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
中心位置 | ウェーク島近海 |
移動 | 西 ゆっくり |
中心気圧 | 1010 hPa |
最大風速(中心付近) | 15 m/s |
最大瞬間風速 | 23 m/s |
トリプル台風がもたらす複合的な影響
3つの台風が同時期に発生し、それぞれが異なる進路をたどる可能性のある状況は、「トリプル台風」として警戒が必要です。
個々の台風がもたらす影響だけでなく、複数の台風が互いに影響を及ぼし合う「藤原の効果」と呼ばれる現象が発生し、進路が複雑化したり、予報が難しくなったりするケースも考えられます。
9月は台風の発生数が平年値で5.0個と、8月に次いで年間で2番目に多い時期です。特に、台風の上陸数および本土への接近数においては、9月が年間で最も多い時期とされています。
このような時期に複数の台風が活動することは、日本列島全体にとって広範囲かつ複合的な影響をもたらすリスクを高めます。
それぞれの台風がもたらす大雨、暴風、高波、高潮といった被害に加え、情報過多による混乱や、災害対応の分散といった課題も生じやすくなります。
常に最新の気象情報を確認し、冷静かつ迅速な判断が求められる時期と言えるでしょう。
進路に注意すべき地域と具体的な影響
日本列島への接近経路と影響予測
現在、日本列島の周辺には3つの熱帯低気圧が存在し、それぞれが台風へと発達する見込みです。
これらの台風が、発生順に台風17号、台風18号、台風19号となることが予想されており、その進路によっては日本各地に異なる影響をもたらす可能性があります。
特に、沖縄地方や先島諸島では、台風18号候補の接近に厳重な警戒が必要です。
各熱帯低気圧の日本列島への接近経路と影響予測を以下にまとめます。
熱帯低気圧
(台風候補) |
中心位置
9月18日(木) 3時現在 |
予想進路と発達 | 日本列島への影響予測 | その他特記事項 |
---|---|---|---|---|
熱帯低気圧a(台風17号候補) | バシー海峡 | 12時間以内に台風に発達後、南シナ海へ西進する予想です。 | 日本への直接的な影響はなし。 | 熱帯低気圧bより一足早く香港など華南方面に接近する可能性があり、現地の情報に注意が必要です。 |
熱帯低気圧b(台風18号候補) | フィリピンの東 | 24時間以内に台風に発達後、西北西に進み、9月22日(月)頃には沖縄の先島諸島の南に達する予想です。暴風域を伴う「強い勢力の台風」に発達する見込みです。 | 沖縄の先島諸島を中心に、暴風、高波、大雨の影響が出る可能性があります。沖縄本島への直撃の可能性は低いものの、今後の情報に注意が必要です。 | さらに西進しながら南シナ海で発達し、進路次第では香港など華南方面に荒天をもたらすおそれがあります。華南方面への渡航を考えていらっしゃる方は最新情報をご確認ください。 |
熱帯低気圧c(台風19号候補) | ウェーク島近海 | 24時間以内に台風に発達後、西進を続ける予想です。この先5日間では顕著な発達は予想されていません。 | 現時点では日本列島への直接的な影響は不確実です。小笠原近海に進んだ後、転向して北東に進む可能性と、そのまま西進する可能性の両方が考えられ、動向を注視する必要があります。 |
大雨、暴風、高波、高潮の具体的な被害想定
3つの台風発生が予想される中で、特に台風18号候補が日本にもたらす影響は、沖縄地方、とりわけ先島諸島において顕著となる見込みです。
この台風は「強い勢力」にまで発達する予想であり、以下のような具体的な被害が想定されます。
沖縄・先島諸島での被害想定
- 大雨: 台風周辺の湿った空気が流れ込むことで、局地的に非常に激しい雨が降り、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水が発生する可能性があります。特に山間部や地形の影響を受けやすい地域では警戒が必要です。
- 暴風: 強い勢力の台風が接近するため、風速25m/sを超える暴風が吹き荒れるおそれがあります。飛来物による家屋の損壊、ビニールハウスの倒壊、樹木の倒木などが予想され、屋外での活動は極めて危険となります。
- 高波: 台風の接近に伴い、沿岸部では波が高まり、猛烈なしけとなる可能性があります。海岸付近には絶対に近づかず、船舶の係留や漁業活動は控えるべきです。高波が防波堤を越え、浸水被害を引き起こすことも考えられます。
- 高潮: 強い風と低い気圧の影響で、海水面が上昇する高潮が発生する可能性があります。満潮時刻と重なると、さらに水位が高くなり、沿岸部の低地や港湾施設が浸水するおそれがあります。
日本本土への直接的な影響は現時点では限定的ですが、9月は例年、台風の上陸数が最も多くなる時期です。
今後、台風19号候補の進路が変化したり、別の熱帯低気圧が発生したりする可能性も考慮し、全国的に台風や大雨に対する備えを怠らないことが重要です。
交通機関やライフラインへの影響
台風の接近は、私たちの日常生活を支える交通機関やライフラインにも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
特に、今回警戒が必要な沖縄・先島諸島では、以下のような影響が懸念されます。
交通機関への影響
- 航空便: 台風18号候補が接近する沖縄の先島諸島を発着する航空便は、強風や視界不良のため、欠航や遅延が多数発生する可能性が高いです。旅行や出張を予定している方は、航空会社の最新情報を確認し、計画の見直しを検討してください。
- 船便: 離島を結ぶフェリーや高速船は、高波やしけの影響で運航が停止されることが予想されます。物流や人の移動に大きな支障が生じるため、離島在住の方は早めの物資確保や移動計画の調整が必要です。
- 鉄道・道路: 本土に接近する可能性のある台風の場合、大雨による土砂崩れや浸水、強風による飛来物などで鉄道の運休や道路の通行止めが発生することがあります。
ライフラインへの影響
- 停電: 暴風による電柱の倒壊や電線の断線、飛来物による設備の損傷などにより、広範囲で停電が発生するおそれがあります。停電が長期化する可能性も考慮し、懐中電灯や携帯電話の充電、ポータブル電源などの準備が重要です。
- 断水: 停電により浄水場やポンプ施設が機能しなくなることで、断水が発生する場合があります。また、大雨による水源の濁りも断水の原因となることがあります。飲料水や生活用水の備蓄が不可欠です。
- 通信障害: 基地局の停電や損傷により、携帯電話やインターネットなどの通信網に障害が発生する可能性があります。家族や友人との連絡手段を複数確保しておくことが望ましいです。
これらの影響は、台風の勢力や進路によって大きく変動します。
常に最新の気象情報や交通情報、自治体からの発表に注意を払い、早めの対策を講じることが被害を最小限に抑える鍵となります。
今すぐできる台風対策と準備
3つの台風が連続して発生する可能性が指摘されており、例年9月が台風シーズンのピークとなる日本においては、早めの備えが何よりも重要です。
被害を最小限に抑え、ご自身と大切な家族の命を守るためにも、今すぐできる対策を講じましょう。
ハザードマップの確認と避難経路の把握
まず、ご自身の住む地域の災害リスクを正確に把握することが、適切な対策の第一歩です。
自宅周辺の災害リスクを把握する
お住まいの自治体が発行しているハザードマップを必ず確認してください。
ハザードマップには、浸水想定区域、土砂災害警戒区域、津波浸水想定区域などが示されており、自宅がどのような災害の危険性がある地域に位置しているかを視覚的に把握できます。
自治体のウェブサイトや役所の窓口で入手可能です。
安全な避難場所と避難経路を確認する
ハザードマップで自宅周辺のリスクを把握したら、次に指定緊急避難場所や指定避難所の位置を確認します。
自宅から避難場所までの複数の避難経路を事前に確認し、実際に歩いてみることで、危険箇所(冠水しやすい道路、崩れやすい斜面など)を把握しておきましょう。
家族がいる場合は、それぞれがどこに避難し、どのように連絡を取り合うか、具体的な集合場所や連絡方法を決めておくことが大切です。
非常用持ち出し袋の準備と食料備蓄
台風の接近が予想されたら、停電や断水、道路の寸断などにより、ライフラインが停止したり、物資の供給が滞ったりする可能性があります。
いざという時のために、事前に準備を整えておきましょう。
非常用持ち出し袋の中身を点検・補充する
避難が必要になった際にすぐに持ち出せるよう、非常用持ち出し袋を準備しておきましょう。
既に用意している場合も、内容物の消費期限や電池の有無などを確認し、家族構成の変化に合わせて必要なものを補充してください。
カテゴリ | 具体的な品目 | 備考 |
---|---|---|
水・食料 | 飲料水(1人1日3Lを目安)、非常食(乾パン、缶詰、レトルト食品など) | 最低3日分、できれば1週間分。アレルギー対応食も考慮。 |
情報収集 | 携帯ラジオ(手回し充電式や乾電池式)、予備の乾電池 | スマートフォンの情報に頼れない場合に備える。 |
照明 | 懐中電灯、ヘッドライト、ランタン | 両手が使えるヘッドライトが便利。 |
電源 | モバイルバッテリー、充電ケーブル | フル充電しておく。 |
医療・衛生 | 常備薬、絆創膏、消毒液、包帯、マスク、ウェットティッシュ、生理用品、簡易トイレ | 持病のある方は処方箋のコピーも。 |
貴重品 | 現金(小銭も)、身分証明書、健康保険証のコピー、通帳のコピー | 防水ケースに入れる。 |
衣類・防寒具 | 着替え、下着、防寒着、雨具、タオル | 体温調節ができるもの。 |
その他 | 軍手、笛、筆記用具、油性ペン、ビニール袋、サランラップ | 笛は助けを呼ぶ際に役立つ。 |
乳幼児・高齢者・ペット用品 | 粉ミルク、哺乳瓶、おむつ、離乳食、介護用品、ペットフード、リードなど | それぞれの状況に応じた特別な配慮。 |
最低3日分、できれば1週間分の食料・飲料水を備蓄する
自宅で避難生活を送る「在宅避難」の可能性も考慮し、非常用持ち出し袋とは別に、最低3日分、できれば1週間分の食料と飲料水を備蓄しておきましょう。
普段使いの食料を少し多めに購入し、使った分だけ買い足す「ローリングストック法」がおすすめです。
カセットコンロや固形燃料、調理不要でそのまま食べられるレトルト食品、缶詰なども有効です。
家屋の補強と屋外の片付け
強風や大雨によって家屋が損傷したり、屋外の物が飛ばされたりするのを防ぐための対策も重要です。
家屋の点検と補強
窓ガラスの飛散を防ぐため、養生テープを貼る、飛散防止フィルムを貼るなどの対策を講じましょう。
雨戸やシャッターがある場合は、確実に閉めて固定します。
排水溝や雨樋に落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水が溢れて浸水につながる可能性があるため、事前に清掃しておきましょう。
屋根瓦や外壁にひび割れや浮きがないか確認し、必要であれば早めに補修を検討してください。
屋外の物の固定と片付け
庭やベランダにある植木鉢、物干し竿、ゴミ箱、自転車、カーポートの屋根など、風で飛ばされやすいものは、家の中に入れるか、しっかりと固定してください。
飛来物によって窓ガラスが割れたり、人に当たって怪我をしたりする二次被害を防ぐことができます。
側溝の清掃も忘れずに行い、水の流れを確保しましょう。
停電・断水への備え
台風による停電や断水に備え、以下の準備も行いましょう。
- 浴槽に水をためておく:トイレや洗濯など生活用水として活用できます。
- スマートフォンの充電:台風接近前にフル充電しておきましょう。
- 懐中電灯やランタンの準備:電池の有無も確認し、すぐに使える場所に置いておきましょう。
- 携帯ラジオの準備:停電時でも情報収集ができるよう、電池式のラジオを用意しましょう。
- 車のガソリンを満タンにする:情報収集や緊急時の移動手段として、またスマートフォンの充電など電源としても活用できます。
最新の気象情報と正確な情報の見極め方
3つの熱帯低気圧が台風に発達する可能性がある状況では、刻一刻と変化する気象情報に注意を払い、その真偽を見極めることが非常に重要です。
誤った情報に惑わされず、正確な情報に基づいて行動することで、適切な防災対策を講じることができます。
信頼できる情報源 気象庁、自治体など
台風に関する最新かつ正確な情報を得るためには、公的機関が発表する情報を最優先に確認することが鉄則です。
特に以下の情報源を定期的にチェックするようにしましょう。
気象庁の発表する台風情報
気象庁は、台風の発生、進路予想、勢力、暴風域・強風域の範囲、接近時刻など、最も詳細で信頼性の高い情報を提供しています。
テレビやラジオの気象情報番組も、多くが気象庁のデータを基にしています。
気象庁のウェブサイトやスマートフォンアプリを活用し、最新の情報を常に確認してください。
現在、気象庁は以下の3つの熱帯低気圧が台風に発達する見込みと発表しています。
これらの熱帯低気圧が台風に発達すると、発生順に台風17号、台風18号、台風19号と呼ばれることになります。
熱帯低気圧 | 発表日時 | 中心位置 | 移動 | 中心気圧 | 最大風速 (中心付近) | 最大瞬間風速 |
---|---|---|---|---|---|---|
熱帯低気圧a | 9月18日(木)3時 | バシー海峡 | 北北西 15 km/h | 1006 hPa | 15 m/s | 23 m/s |
熱帯低気圧b | 9月18日(木)3時 | フィリピンの東 | 西北西 15 km/h | 1004 hPa | 15 m/s | 23 m/s |
熱帯低気圧c | 9月18日(木)3時 | ウェーク島近海 | 西 ゆっくり | 1010 hPa | 15 m/s | 23 m/s |
特に熱帯低気圧bは沖縄の先島諸島に影響を与える可能性があり、熱帯低気圧cの動向も注視が必要です。
気象庁の発表する進路予報図や暴風警戒域の情報を確認し、自分の居住地域や関係する地域への影響を把握することが重要です。
自治体からの情報と避難情報
お住まいの市区町村が発令する避難情報(高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保など)は、命を守るための最も重要な情報です。
自治体のウェブサイト、防災無線、防災アプリ、登録制メールなどを通じて、常に最新の避難情報を確認し、速やかな行動を心がけてください。
避難所の開設状況や、災害対策本部の発表にも注意を払いましょう。
その他の信頼できる情報源
テレビやラジオのニュース速報、公共交通機関(JR、私鉄、航空会社など)の公式ウェブサイトや運行情報、電力会社やガス会社などのライフラインに関する公式発表も、生活に直結する重要な情報源です。
これらの公式情報を確認し、不必要な混乱を避けるようにしましょう。
デマに惑わされないための注意点
大規模な災害が予想される際や発生時には、インターネットやSNSを通じて不正確な情報、いわゆる「デマ」が拡散されることがあります。
こうした情報に惑わされず、冷静に行動するためのポイントを理解しておきましょう。
情報源の確認と複数情報源での裏付け
SNSなどで流れてくる情報に接した際は、まずその情報がどこから発信されたものかを確認してください。
個人アカウントからの情報や、出所が不明確な情報には特に注意が必要です。
必ず、気象庁や自治体、公共交通機関などの公式発表と照らし合わせ、複数の信頼できる情報源で同じ内容が報じられているかを確認するようにしましょう。
感情的な情報や不安を煽る表現に注意
「〇〇が大変なことになっている」「史上最大の台風が来る」といった、感情的で不安を煽るような表現を含む情報には警戒が必要です。
正確な情報は、客観的な事実に基づいて冷静に伝えられるものです。
不安な気持ちにつけ込むような情報には、特に慎重な姿勢で臨みましょう。
過去のデマ事例から学ぶ
過去の災害時にも、様々なデマが拡散され、混乱を招いた事例が多数あります。
例えば、「特定の地域でしか手に入らないものが品薄になる」「〇〇が壊滅状態になった」といった誤情報です。
このような事例を認識しておくことで、同様のデマに遭遇した際に冷静に対応できるようになります。
正確な情報を基にした適切な判断と行動が、あなたの命と安全を守る上で最も重要です。
常に最新の公式情報にアクセスし、周囲と協力しながら台風シーズンを乗り切りましょう。
まとめ
「3つの台風発生予想」という前例のない状況に直面する可能性があり、台風17号、18号、19号が相次いで発生した場合、日本列島への複合的な影響が懸念されます。
大雨、暴風、高波、高潮による被害だけでなく、交通機関やライフラインへの広範囲な影響も想定されます。
今すぐハザードマップを確認し、非常用持ち出し袋の準備、家屋の補強など、具体的な防災対策を講じることが重要です。
気象庁など信頼できる情報源から最新の情報を入手し、デマに惑わされず、冷静かつ迅速に行動できるよう備えましょう。