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地震対策でTVを守る!壁掛けTV・置き型TVと家具固定の徹底ガイド

 

大きな地震が発生した時、自宅のテレビは大丈夫ですか?

テレビの転倒や落下は、画面の破損だけでなく、怪我の原因にもなり大変危険です。

大切な家族や財産を守るためにも、テレビの地震対策は必須と言えるでしょう。

この記事では、壁掛けテレビと置き型テレビそれぞれの地震対策、さらにテレビ台の固定や周辺家具の固定方法まで、徹底的に解説します。

耐震ジェルマットや耐震ポール、L字金具などの具体的なグッズの選び方から、設置方法、費用相場まで網羅的にご紹介します。

この記事を読めば、ご自宅のテレビに最適な地震対策が分かり、安心してテレビを楽しめる環境を築くことができます。地震発生時の正しい対処法も紹介しているので、万が一の場合にも落ち着いて行動できるよう備えましょう。

目次

 地震によるTVの危険性

地震は私たちの生活に大きな脅威をもたらしますが、その中でもTVに関わる危険性は見過ごされがちです。TVは大型で重量があるため、地震発生時には凶器と化す可能性があります。

適切な対策を怠ると、TVの転倒や落下によって、家財の損壊だけでなく、人命に関わる深刻な被害をもたらす可能性があります。TVの地震対策は、家を守る上で非常に重要な要素です。

 TV転倒の危険性

TVが設置されている場所やTV台の形状によっては、地震の揺れによってTVが転倒する危険性があります。特に、高さのあるTV台や不安定な場所に設置されたTVは転倒しやすく、周囲に人がいる場合は衝突による怪我、最悪の場合、圧死の危険性も孕んでいます。また、TVが転倒することで、周辺の家具や家電製品にも損害を与える可能性があり、二次被害の発生も懸念されます。

TVの転倒による具体的な危険性としては、以下のようなものが挙げられます。

  • TVとの衝突による打撲、骨折、頭部外傷などの怪我
  • 転倒したTVの下敷きになることによる窒息死
  • TVの破損による液晶パネルの飛散、部品の散乱
  • 周辺家具への損害、火災発生の危険性

 TV落下・破損の危険性

壁掛けTVの場合、地震の揺れによって壁掛け金具が破損したり、壁自体が損傷したりすることで、TVが落下する危険性があります。落下したTVは、床に激突して破損するだけでなく、下にいる人に直撃する可能性があり、重大な事故につながる恐れがあります。また、TVが部分的に破損した場合でも、液晶パネルのひび割れや内部部品の損傷により、修理が必要となるケースもあります。

特に、寝室や子供部屋など、人が就寝している場所にTVを設置している場合は、落下による被害がより深刻になる可能性があるため、十分な注意が必要です。

TVの落下・破損による具体的な危険性としては、以下のようなものが挙げられます。

状況 危険性
壁掛け金具の破損 TVの落下による人的被害、TVの破損
壁の損傷 TVの落下、壁の崩落
液晶パネルの破損 液晶の漏れ、ガラス片の飛散
内部部品の損傷 発火、感電の危険性

これらの危険性を理解し、適切な地震対策を行うことで、TVによる被害を最小限に抑えることができます。次の章では、壁掛けTVと置き型TVそれぞれの地震対策について詳しく解説していきます。

 壁掛けTVの地震対策

壁掛けTVはスタイリッシュで省スペースですが、地震の際には転倒・落下による破損や、人体への危害といったリスクが伴います。適切な地震対策を施すことで、これらのリスクを最小限に抑えることが可能です。

 耐震性のある壁掛け金具の選び方

壁掛けTVの耐震性を高める上で最も重要なのは、適切な壁掛け金具を選ぶことです。

金具の選び方を誤ると、地震時にTVが落下する危険性があります。

 壁の材質に合わせた金具選び

壁の材質によって適切な金具の種類が異なります。木造、鉄筋コンクリート造、軽量鉄骨造など、自宅の壁の材質を事前に確認し、対応する金具を選びましょう。例えば、石膏ボード壁には専用のアンカーボルトが必要です。

壁の材質 適した金具の種類 注意点
木造 木ネジ式、ボードアンカー式 柱の位置を確認
鉄筋コンクリート造 コンクリートアンカー式 下穴の径と深さを正確に
軽量鉄骨造 ボードアンカー式、中空アンカー式 下地材の位置を確認
石膏ボード 専用のアンカーボルト、トグラー式 耐荷重に注意

 TVサイズに適した金具選び

TVのサイズと重量に適した耐荷重を持つ金具を選ぶことも重要です。

TVのサイズと重量を確認し、それ以上の耐荷重を持つ金具を選びましょう

耐荷重が不足している金具を使用すると、地震時にTVが落下する危険性があります。

また、インチ数だけでなくVESA規格も確認しましょう。

例えば、32型程度の小型TVであれば耐荷重15kg以上の金具、40型以上のTVであれば耐荷重25kg以上の金具が推奨されます。65型以上の大型TVの場合は、耐荷重40kg以上の金具を選び、専門業者に設置を依頼することも検討しましょう。

 壁掛けTVの落下防止策

適切な金具選びに加えて、更なる落下防止策を講じることで、より安全性を高めることができます。

 落下防止ベルトの活用

落下防止ベルトは、TVと壁やTV台を固定することで、地震時の落下を防ぎます。

TVが壁から離れるのを防ぐとともに、TVの転倒も抑制します。

様々な種類があるので、TVのサイズや設置環境に合わせて選びましょう。

 壁の補強

壁掛けTVを設置する壁が弱い場合は、壁の補強を検討しましょう。

特に石膏ボード壁の場合は、補強を行うことで金具の固定強度を高めることができます。

壁の裏に合板を当てて補強する方法や、専用の補強材を使用する方法などがあります。

耐震性を高めるために、設置場所の壁の強度を確認し、必要に応じて補強工事を行いましょう。

また、壁掛けTVを設置する壁の近くに、窓ガラスや家具など、落下すると危険なものが無いように配置にも気を配りましょう。

地震発生時にTVが落下した場合、二次災害を引き起こす可能性があります。

 置き型TVの地震対策

置き型TVは、その設置方法から地震による転倒・落下・破損のリスクが高いと言えます。

TVのサイズが大きくなるほど、そのリスクも高まります。大切なTVを守り、安全な居住空間を確保するためにも、適切な地震対策を施しましょう。

 耐震グッズの活用

置き型TVの地震対策として、様々な耐震グッズが販売されています。

TVのサイズや設置場所、予算に合わせて最適なグッズを選びましょう。

 耐震ジェルマット

耐震ジェルマットは、TVとTV台の間に挟むことで、地震の揺れを吸収し、TVの転倒を防ぎます。

設置が簡単で、様々なサイズのTVに対応している点がメリットです。

耐震ジェルマットを選ぶ際には、TVの重量に適した耐荷重のものを選びましょう。

また、定期的な交換が必要な製品もあるので、商品の説明をよく読んで使用しましょう。

おすすめ商品としては、サンワサプライの耐震ジェルマットやエレコムの耐震ゲルなどが挙げられます。

 耐震ポール

耐震ポールは、TVと天井や壁を突っ張ることで、TVの転倒を防ぎます。

耐震ジェルマットよりも強力な固定力が期待できます。

耐震ポールを選ぶ際には、天井や壁の材質、TVのサイズに合ったものを選びましょう。

設置の際には、しっかりと固定されているか確認することが重要です。

ハンズマン・ナフコなどホームセンターで様々なタイプの耐震ポールが販売されています。

ネットショップもありますが、できるだけ現物を確認してから購入しましょう。

 耐震ストッパー

耐震ストッパーは、TV台やTVの裏側に取り付けることで、TVの転倒や移動を防ぎます。

粘着式やネジ止め式など、様々なタイプがあります。設置場所やTVの形状に合わせて最適なものを選びましょう。100円ショップなどでも手軽に購入できるものもありますが、TVのサイズや重量に耐えられるか確認してから購入しましょう。ニトムズやカインズなどからも、様々な耐震ストッパーが販売されています。

 TV台の選び方

TV台選びも地震対策において重要なポイントです。

TVのサイズや重量に適した、安定感のあるTV台を選びましょう。

 低重心のTV台

低重心のTV台は、重心が低いため、地震による転倒のリスクを軽減できます。

安定性が高いため、大型TVを設置する場合にもおすすめです。

デザイン性も重視したい場合は、モダンなデザインのローボードなども検討してみましょう。

 壁面固定できるTV台

壁面固定できるTV台は、壁に直接固定することで、TV台ごと転倒するリスクを軽減できます。

安全性が高いため、小さなお子様やペットがいる家庭にもおすすめです。

壁の材質に合った固定方法を選ぶことが重要です。IKEAやニトリなどでも、壁面固定に対応したTV台が販売されています。

耐震グッズ メリット デメリット 選び方のポイント
耐震ジェルマット 設置が簡単
様々なサイズに対応
耐震ポールに比べて固定力が弱い
定期的な交換が必要な場合がある
TVの重量に合った耐荷重のもの
設置面の材質に合ったもの
耐震ポール 強力な固定力 設置に手間がかかる場合がある
天井や壁に穴を開ける必要がある場合がある
天井や壁の材質に合ったもの
TVのサイズに合ったもの
耐震ストッパー 手軽に設置できる
価格が比較的安い
耐震ポールに比べて固定力が弱い TVのサイズや重量に耐えられるもの
設置場所の形状に合ったもの

これらの耐震グッズやTV台の選び方を参考に、ご自身の環境に合った最適な地震対策を行い、大切なTVとご家族の安全を守りましょう。

 家具固定の重要性

地震発生時、家具の転倒はTVの破損だけでなく、私たち自身の生命にも危険をもたらします。

家具固定は、地震対策においてTVを守るだけでなく、安全な生活空間を確保するために非常に重要です。固定されていない家具は凶器と化し、避難経路を塞ぎ、救助を困難にする可能性があります。

家具固定は「備えあれば憂いなし」の精神で取り組むべき重要な対策です。

 家具転倒による被害

家具転倒による被害は、TVの損傷に留まりません。以下のような深刻な被害をもたらす可能性があります。

  • 人的被害:家具の下敷きになり、ケガや死亡事故につながる危険性があります。特に、就寝中に地震が発生した場合、逃げ遅れるリスクが高まります。
  • 家屋損壊:転倒した家具が壁や床を破損させ、家屋の強度を低下させる可能性があります。
  • 避難経路の遮断:倒れた家具が玄関や廊下を塞ぎ、避難を妨げる可能性があります。火災発生時には、逃げ道を失い、命の危険にさらされる可能性も高まります。
  • 二次災害の発生:転倒した家具から物が落下し、さらなる被害を引き起こす可能性があります。例えば、本棚から本が落ちてくる、食器棚から食器が割れて散乱するなど、二次災害の危険性も考慮しなければなりません。

 TV周辺の家具固定

TV周辺は、特に家具固定を徹底する必要があります。

TV自体が大型で重量があるため、その周辺の家具が転倒すると、TVに衝突し、破損や落下につながる危険性が高まります。また、TV周辺には、DVDレコーダーやゲーム機など、精密機器が設置されている場合が多く、これらも家具転倒の被害を受けやすいです。

 TV台

TV台は、TVを支える重要な家具です。TV台の転倒は、TVの落下に直結するため、必ず固定する必要があります。壁面固定タイプのTV台であれば、壁にしっかりと固定しましょう。

そうでない場合は、L字金具や耐震ベルトなどを用いて、壁や床に固定することが重要です。

 周辺家具

TV周辺にある本棚、キャビネット、シェルフなども、地震時には転倒の危険性があります。

これらの家具も、L字金具や突っ張り棒、耐震マットなどを用いて、しっかりと固定しましょう。

特に、背の高い家具や不安定な家具は、重点的に固定することが重要です。

家具の種類 おすすめの固定方法 使用するグッズの例
TV台 壁面固定、L字金具、耐震ベルト アイリスオーヤマ 耐震ベルト、ニトムズ 耐震ジェルマット
本棚 L字金具、突っ張り棒 平安伸銅工業 突っ張り棒、ダイソー L字金具
キャビネット L字金具、耐震マット ニトムズ 耐震ジェルマット、カインズ 耐震ラッチ
シェルフ L字金具、突っ張り棒 平安伸銅工業 突っ張り棒、セリア L字金具

家具の固定は、地震対策として非常に重要です。TVを守るだけでなく、家族の安全を守るためにも、家具固定を徹底しましょう。 家具の配置や形状、壁の材質などを考慮し、適切な固定方法を選択することが大切です。専門業者に相談することも有効な手段です。

 家具固定の方法

地震による家具の転倒は、TVの破損だけでなく、家財への損害や怪我の原因にもなります。

TVを守るためには、TVの耐震対策だけでなく、周辺家具もしっかり固定することが重要です。

ここでは、家具を固定する様々な方法を紹介します。

 L字金具を使った固定方法

L字金具は、ホームセンターなどで手軽に入手できる代表的な家具固定器具です。

壁と家具をしっかりと固定することができます。取り付けの際は、下地探し器を使って壁の下地を探し、ネジがしっかりと固定されるようにしましょう。下地がない場合は、アンカーボルトを併用することで強度を高めることができます。

 L字金具の種類と選び方

L字金具には、様々なサイズや形状のものがあります。家具のサイズや重量、壁の材質に合わせて適切なものを選びましょう。

種類 特徴 用途
標準型L字金具 一般的なL字型。価格が手頃。 軽い家具の固定に最適。
ロングL字金具 標準型よりも長いL字型。 大きな家具や、壁と家具の間に隙間がある場合に有効。
補強プレート付きL字金具 プレートで補強されたL字型。強度が高い。 重い家具や、地震による揺れが大きい地域におすすめ。

 L字金具の取り付け方

家具と壁の両方に下穴を開け、L字金具をネジで固定します。ネジは、下地の位置にしっかりと固定するように締め付けましょう。

 突っ張り棒を使った固定方法

突っ張り棒は、壁と天井の間に突っ張らせて家具を固定する方法です。

工具を使わず簡単に設置できるのがメリットです。

ただし、耐震性能はL字金具に比べると劣るため、軽い家具や、補助的な固定方法として使用するのがおすすめです。

 突っ張り棒の種類と選び方

突っ張り棒には、耐震用のものと、一般的な収納用のものがあります。耐震用の突っ張り棒は、バネやダンパーが内蔵されており、地震の揺れを吸収する効果があります。家具のサイズや重量に合わせて適切なものを選びましょう。また、設置場所の天井高も確認しておくことが重要です。

 突っ張り棒の取り付け方

突っ張り棒を家具と天井の間に設置し、しっかりと突っ張るように調整します。

家具が動かないことを確認しましょう。

 粘着マットを使った固定方法

粘着マットは、家具の底面に貼ることで、家具の滑り出しを防ぐ方法です。

設置が簡単で、床や家具を傷つけないのがメリットです。

ただし、耐震性能は他の方法に比べると低いため、軽い家具や、補助的な固定方法として使用するのがおすすめです。また、経年劣化で粘着力が弱まるため、定期的に交換する必要があります。

 粘着マットの種類と選び方

粘着マットには、様々なサイズや耐震度のものがあります。

家具のサイズや重量、設置場所の床材に合わせて適切なものを選びましょう。

耐震ジェルと呼ばれる、より粘着力の高いものも市販されています。

 粘着マットの取り付け方

家具の底面と設置場所の床面をきれいに拭き、粘着マットをしっかりと貼り付けます。

家具が動かないことを確認しましょう。

これらの方法を組み合わせて使用することで、より効果的に家具を固定し、地震による被害を軽減することができます。例えば、L字金具で壁面に固定しつつ、粘着マットで底面を固定することで、家具の転倒・滑り出しを防止できます。家具の形状や設置場所、周辺環境に合わせて最適な方法を選び、安全な居住空間を作りましょう。

 地震対策グッズの選び方

地震対策グッズは、建物の構造や家具の配置、そしてご自身の予算に合わせて適切に選ぶことが重要です。耐震グッズと家具固定グッズ、それぞれに適した選び方がありますので、ポイントを押さえて万全な対策を行いましょう。

 

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 耐震グッズの選び方のポイント

耐震グッズは、テレビのサイズや形状、設置場所の状況によって最適なものが異なります。以下のポイントを考慮して選びましょう。

 テレビのサイズと重量に合った耐震グッズを選ぶ

耐震グッズには耐荷重が設定されています。テレビの重量とサイズに適した耐荷重の製品を選びましょう。耐荷重が不足していると、地震時にテレビが転倒・落下する危険性があります。製品パッケージやウェブサイトで耐荷重を確認し、余裕を持った耐荷重の製品を選ぶことが大切です。

 設置場所の状況に合わせた耐震グッズを選ぶ

テレビの設置場所の状況も重要な要素です。テレビ台の種類や設置場所の素材、周辺の家具との距離などを考慮しましょう。例えば、テレビ台が金属製の場合、粘着マットタイプの耐震グッズは適さない場合があります。また、周辺に家具が密集している場合は、転倒防止ベルトの設置スペースを確保できるか確認が必要です。設置場所の状況に合わせて、最適なタイプの耐震グッズを選びましょう。

耐震グッズの種類 特徴 適した状況 注意点
耐震ジェルマット 粘着性のあるゲルでテレビを固定する。設置が簡単。 小型~中型のテレビ、平らな設置面 大きな揺れには効果が薄い場合がある。設置面の材質によっては使用できない場合も。
耐震ポール 天井とテレビの間に突っ張り棒を設置し、転倒を防止する。 大型テレビ、天井がしっかりしている場合 設置にスペースが必要。天井の強度を確認する必要がある。
耐震ストッパー テレビとテレビ台の間に挟み込み、転倒を防止する。 様々なサイズのテレビに対応可能。 テレビ台との相性によっては使用できない場合も。
耐震ベルト テレビを壁や家具にベルトで固定する。 壁や家具に固定できる場所がある場合。 ベルトの強度や固定箇所の強度を確認する必要がある。

 家具固定グッズの選び方のポイント

家具固定グッズも、家具の材質や重量、壁の材質によって適切なものを選ぶ必要があります。以下のポイントを踏まえて選びましょう。

 家具と壁の材質に合ったグッズを選ぶ

家具固定グッズは、家具と壁の材質に適したものを選ぶことが重要です。石膏ボードの壁には専用のアンカーを使用するなど、壁の材質に合った固定方法を選びましょう。家具の材質によっては、ネジが効きにくい場合もありますので、注意が必要です。それぞれの材質に合った固定金具やネジを選び、しっかりと固定することが大切です。

 家具の重量に合ったグッズを選ぶ

家具の重量に耐えられる強度を持つグッズを選びましょう。特に、本棚や食器棚など、重量のある家具は、強力な固定が必要です。耐荷重を確認し、家具の重量に余裕を持って耐えられるグッズを選びましょう。グッズの耐荷重が不足していると、地震時に家具が転倒し、大きな被害につながる可能性があります。

家具固定グッズの種類 特徴 適した状況 注意点
L字金具 家具と壁をL字型の金具で固定する。比較的安価で入手しやすい。 様々な家具に対応可能。 ネジ穴が目立つ場合がある。
突っ張り棒 家具と天井の間に突っ張り棒を設置し、転倒を防止する。 天井がしっかりしている場合、背の高い家具に有効。 設置にスペースが必要。天井の強度を確認する必要がある。
粘着マット 家具と床を粘着マットで固定する。設置が簡単。 比較的軽量な家具、平らな床面 大きな揺れには効果が薄い場合がある。床の材質によっては使用できない場合も。

耐震グッズと家具固定グッズを適切に選び、正しく設置することで、地震による被害を最小限に抑えることができます。ご自身の状況に合わせて最適なグッズを選び、安全な住環境を整えましょう。 キングジムやアイリスオーヤマといったメーカーからも様々な商品が販売されているので、商品レビューなども参考にしながら、信頼できるメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。

 TVの地震対策と家具固定の費用相場

地震対策にかかる費用は、対策の内容によって大きく異なります。事前に費用相場を把握しておけば、予算に合わせて適切な対策を選択できます。

 壁掛けTVの地震対策費用

壁掛けTVの地震対策費用は、主に壁掛け金具の費用と工事費用によって決まります。金具の価格は、耐震性能や機能、ブランドによって異なり、数千円から数万円程度まで幅があります。

 壁掛け金具の費用

種類 特徴 費用相場
固定式金具 TVを壁に固定するシンプルなタイプ。最も安価。 3,000円~10,000円
可動式金具 角度や向きを調整できるタイプ。利便性が高い分、高価になる。 5,000円~30,000円
耐震金具 地震の揺れを吸収する機能を持つタイプ。安全性が高い。 10,000円~50,000円

 工事費用

工事費用は、壁の材質や工事の難易度によって変動します。石膏ボードの場合は比較的安価ですが、コンクリート壁の場合は高価になる傾向があります。工事費用の相場は、5,000円~20,000円程度です。また、既存の壁掛け金具の交換工事の場合も、別途費用がかかります。

 置き型TVの地震対策費用

置き型TVの地震対策費用は、使用する耐震グッズの種類によって異なります。比較的安価な耐震ジェルマットから、高価な耐震ポールまで、様々な選択肢があります。

 耐震グッズの費用

種類 特徴 費用相場
耐震ジェルマット TVとTV台の間に挟んで使用する。安価で手軽に設置できる。 1,000円~5,000円
耐震ポール TVと天井や壁を固定する。転倒防止効果が高い。 3,000円~15,000円
耐震ストッパー TV台の前方に設置して、TVの転倒を防ぐ。 2,000円~10,000円

TV台の購入費用も考慮に入れる必要があるでしょう。特に、壁面固定が可能なTV台は、耐震性が高く安心ですが、価格も高くなる傾向があります。数千円から数万円まで幅広い価格帯のTV台が販売されています。

 家具固定の費用

家具固定の費用は、使用する固定器具の種類や、固定する家具の数、専門業者に依頼するかによって異なります。L字金具や突っ張り棒などの固定器具は、数百円から数千円程度で購入できるため、DIYで家具固定を行う場合は比較的安価に済みます。

 家具固定方法別の費用相場

固定方法 特徴 費用相場
L字金具 壁と家具を固定する一般的な方法。比較的安価で、DIYでも容易に設置可能。 500円~3,000円(金具代)
突っ張り棒 天井と家具の間に突っ張って固定する方法。工具不要で設置できるものもある。 1,000円~5,000円
粘着マット 家具と床を固定する方法。手軽に設置できるが、耐震性は低い。 500円~2,000円
専門業者依頼 家具固定を専門業者に依頼する場合。確実な施工が期待できる。 5,000円~20,000円(家具1点あたり)

専門業者に依頼する場合は、1点あたり5,000円~20,000円程度の費用がかかることが多いです。家具の数が多い場合や、壁の材質が特殊な場合は、費用が高くなる可能性があります。地震対策は費用と効果のバランスを考えて、最適な方法を選ぶことが重要です。

 地震発生時の対処法

地震発生時は、落ち着いて行動することが大切です。状況に応じて適切な行動を取りましょう。慌てて行動すると、転倒や落下物によるケガのリスクが高まります。

 TV視聴中の場合

TV視聴中に地震が発生した場合、まずTV画面の崩壊や落下に備えて、TVから距離を取りましょう。 頭や顔を守ることが最優先です。テーブルの下などに隠れるのが理想的ですが、TVから少しでも離れるように意識しましょう。揺れがおさまったら、TVの電源を切り、コンセントを抜いてください。TVが損傷している可能性があるため、むやみに触らないように注意しましょう。

 TVが壁掛けの場合

壁掛けTVの場合は、落下に備えてTVから距離を取り、頭を守りましょう。揺れがおさまったら、壁掛け金具や壁に損傷がないか確認してください。損傷がある場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。

 TVが置き型の場合

置き型TVの場合は、転倒に備えてTVから距離を取り、頭を守りましょう。揺れがおさまったら、TV台やTVに損傷がないか確認してください。損傷がある場合は、使用を控え、修理または買い替えを検討しましょう。

 TV視聴中でない場合

TV視聴中でない場合でも、地震発生時は身の安全を最優先に考えて行動しましょう。揺れを感じたら、窓ガラスや家具、照明器具などから離れ、安全な場所に避難してください。テーブルの下や、丈夫な机のそばなど、落下物から身を守れる場所が最適です。揺れがおさまったら、TVを含め、家の中の安全を確認しましょう。ガス漏れや火災の危険がないか確認することも重要です。TV周辺の家具が転倒している場合は、むやみに近づかず、二次災害に注意して片付けましょう。

 避難時の注意点

避難する際は、割れたガラスや落下物に注意しながら移動しましょう。また、出口を確保するために、ドアを開けておくことも重要です。揺れがおさまってから、速やかに避難経路を確保し、安全な場所に移動してください。津波警報が発令された場合は、速やかに高台や指定された避難場所へ避難しましょう。

 安否確認

揺れがおさまったら、家族や近隣の住民の安否確認を行いましょう。携帯電話が繋がりにくい場合は、災害用伝言ダイヤルやSNSなどを活用してください。

状況 対処法
TV視聴中 TVから距離を取り、頭部を守る。揺れがおさまったら電源を切り、コンセントを抜く。
TV視聴中でない場合 窓ガラスや家具から離れ、安全な場所に避難。揺れがおさまったら家の中の安全を確認。
避難時 割れたガラスや落下物に注意。出口を確保するためにドアを開けておく。津波警報発令時は高台や避難場所へ。
安否確認 家族や近隣の住民の安否確認。携帯電話が繋がりにくい場合は、災害用伝言ダイヤルやSNSを活用。

地震発生時の行動は、日頃からの備えが重要です。 家具の固定や避難経路の確認、非常持ち出し袋の準備など、いざという時に備えてしっかりと対策を行いましょう。また、家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておくことも大切です。これらの備えが、あなたの命と財産を守ります。

 

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 まとめ

地震大国である日本では、いつ大きな地震が発生してもおかしくありません。

自宅のリビングルームで過ごす時間も多い中、大型で重量のあるTVは地震発生時の凶器と化す可能性があります。本記事では、壁掛けTVと置き型TVそれぞれの地震対策、そしてTV周辺の家具固定の重要性について解説しました。

壁掛けTVの場合は、壁の材質やTVサイズに適した耐震性のある金具選びが重要です。

落下防止ベルトや壁の補強も併用することで、より安全性を高めることができます。

置き型TVの場合は、耐震ジェルマットや耐震ポール、耐震ストッパーなどの耐震グッズを活用し、TVの転倒・落下を防ぎましょう。TV台は低重心で壁面固定できるタイプを選ぶのがおすすめです。

TVの転倒を防ぐだけでなく、周辺家具の転倒による被害も防ぐために、家具固定は不可欠です。

TV台はもちろんのこと、周辺の家具もL字金具や突っ張り棒、粘着マットなどを用いてしっかりと固定しましょう。費用は使用するグッズや施工内容によって異なりますが、安全のためには必要な投資と言えるでしょう。地震発生時は、まず身の安全を確保することを最優先に行動してください。TV視聴中は画面から目を離し、落下物に注意しながら安全な場所に避難しましょう。

日頃からの備えが、大切な命と財産を守ります。

 

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