一覧に戻る

宮﨑県の注文住宅オーナー必見!地震で家が傾いたらどうする?地震保険の見直しで備える全知識

宮﨑県で注文住宅にお住まいの皆様へ。

 

もし大切な家が地震で傾いたら、どうすれば良いかご存知ですか?この記事では、地震発生時の初期対応から専門家への連絡、宮﨑県の地盤特性に応じた地震リスクと対策、耐震性の高い家づくりのポイントまで、万が一の事態に備えるための全知識を網羅的に解説します。

 

地震保険の賢い見直し方や、被災後の生活再建を支援する公的制度もご紹介。事前の知識と適切な地震保険の見直しこそが、大切な家とご家族の生活を守る鍵となります。

 

 宮﨑県の注文住宅オーナー必見!地震で家が傾いたらどうする?地震保険の見直しで備える全知識

宮﨑県で夢の注文住宅を建てたオーナー様にとって、大規模な地震は決して他人事ではありません

 

。もしも地震で大切な我が家が傾いてしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。

 

この章では、地震発生直後の初期対応から、専門家への連絡、そして地震保険会社への適切な連絡方法まで、宮﨑県の注文住宅オーナー様が知っておくべき全知識を網羅的に解説します。

 地震で家が傾いたらどうする?初期対応と専門家への連絡

地震発生後、家が傾いていることに気づいた場合、冷静な判断と迅速な行動が求められます。

 

まずはご自身の安全を確保し、その上で適切な初期対応と専門家への連絡を進めることが重要です。

 安全確保と被害状況の記録

地震で家が傾いたと感じたら、まず何よりもご自身の身の安全を最優先してください。

 

揺れが収まった後も、余震や火災、ガス漏れ、電気のショート、落下物など、様々な二次災害のリスクがあります。

 

以下の点を確認し、安全確保に努めましょう。

 

  • ガスの臭いがしないか確認し、異常があれば元栓を閉める。

 

  • 電気の配線に損傷がないか確認し、必要に応じてブレーカーを落とす。

 

  • 避難経路を確保するため、ドアや窓が開くか確認する。

 

  • 建物全体に目視で明らかな傾きや大きな亀裂(幅2mm以上)がないか確認する。

 

  • もし建物が著しく傾いていたり、倒壊の危険性があると判断した場合は、速やかに安全な場所へ避難してください。

 

安全が確保できたら、被害状況を詳細に記録することが極めて重要です。

 

この記録は、後の専門家への相談や地震保険の請求において、客観的な証拠となります。

 

 

被害状況記録のポイント

項目 詳細
写真・動画 家の外観(全体、基礎、傾きがわかるように複数角度から)、内観(壁の亀裂、床の傾斜、建具のズレ)、周囲の地盤(ひび割れ、液状化の痕跡)など、被害箇所を多角的に撮影します。日付が入るように設定するとより信頼性が高まります。
メモ 地震発生日時、被害に気づいた日時、具体的な被害状況(例:リビングの床が〇cm傾いている、玄関ドアが開閉しにくい、基礎に〇cmのひび割れがある等)、異音や異臭の有無などを詳細に記録します。
証拠保全 片付けを行う前に記録を残しましょう。特に傾きやひび割れは、その後の修復作業で状態が変わる可能性があるため、初期の状態を正確に記録することが大切です。

 建築士や工務店への相談

家の傾きは、見た目の問題だけでなく、建物の構造や安全性に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

 

そのため、初期対応と被害記録が済んだら、速やかに専門家である建築士や工務店に相談することが不可欠です。

 

相談すべき専門家

 

  • 新築時の工務店・ハウスメーカー:もし可能であれば、ご自宅を建てた工務店やハウスメーカーに連絡するのが最もスムーズです。建物の構造を熟知しているため、迅速な対応が期待できます。

 

  • 建築士:中立的な立場で建物の構造的な被害を診断し、補修や補強の必要性、その方法について専門的なアドバイスを提供してくれます。特に、構造計算に強い建築士や、被災建物の調査経験が豊富な建築士を選ぶと良いでしょう。公益社団法人日本建築士会連合会など、専門家団体も災害時の相談窓口を設けている場合があります。

 

  • 地盤調査士・地盤修正業者:傾きの原因が地盤沈下や液状化にある場合、地盤の専門家による調査が必要です。地盤調査の結果に基づき、適切な地盤改良や沈下修正工事の提案を受けられます。

 

専門家への相談時には、記録した被害状況の写真や動画、メモ、そして建物の設計図書などを準備しておくと、スムーズに状況を伝えられます。

 

専門家は、傾きの原因(地盤沈下、液状化、建物の老朽化など)を特定し、安全性の評価、修復の可能性、費用に関する見積もりなど、具体的なアドバイスを提供してくれます。

 

なお、建物の耐震等級が高くても、地盤の安全性が確保されていなければ、地震によって家が傾くリスクがあることを認識しておく必要があります。

 地震保険会社への連絡

地震で家が傾いた場合、地震保険に加入していれば保険金を受け取れる可能性があります。

 

被害状況の確認と専門家への相談と並行して、できるだけ早く加入している地震保険会社に連絡を入れましょう。

 

地震保険会社への連絡と手続きの流れ

 

ステップ 内容 ポイント
1. 連絡 損害の発生を確認したら、可能な限り速やかに保険会社へ連絡します。

保険法では損害発生から3年以内と定められていますが、早めの連絡が推奨されます。

保険証券に記載されている連絡先を確認し、保険契約者本人から連絡しましょう。
2. 情報提供 保険会社に、保険証券番号、地震発生日時、ご自宅の住所、そして家が傾いているという初期の被害状況を伝えます。 詳細な被害状況は、後日の調査で確認されるため、現時点でのわかる範囲で問題ありません。
3. 損害調査 保険会社は、連絡を受けてから損害鑑定人を派遣し、現地で被害状況の調査を行います。 鑑定人が来るまでは、原則として大規模な修理や片付けは行わないようにしましょう。

ただし、二次災害防止のための緊急的な措置はこの限りではありません。被害状況を正確に伝えるため、記録した写真や動画、メモを提示できるように準備しておきましょう。

4. 保険金の算定・支払い 損害調査の結果に基づき、保険会社が損害の程度を認定し、保険金が算定・支払われます。 地震保険の保険金は、修理費用がそのまま支払われるのではなく、損害の程度に応じて「全損」「大半損」「小半損」「一部損」のいずれかに区分され、地震保険金額の一定割合が支払われる仕組みです。

地震によって地盤沈下や液状化が発生し、その結果として家が傾いた場合も、一定の損害が確認できれば地震保険の支払いの対象となります。

 

建物の主要構造部の損害の程度や沈下・傾斜の度合いによって損害が認定されます。

 

なお、自治体が発行する罹災証明書の被害認定と、地震保険の損害認定結果は必ずしも一致しないため、罹災証明書は地震保険請求の必須書類ではありません。

 

 

 まとめ

宮﨑県で注文住宅にお住まいの皆様にとって、地震への備えは不可欠です。

 

万が一、地震で家が傾いた際には、迅速な初期対応と専門家・保険会社への連絡が生活再建の鍵となります。

 

地震保険は補償内容を理解し、適切な見直しで備えることが重要です。宮﨑県の地盤特性を考慮した耐震性の高い住宅選びや、耐震等級3を目指すことで、大切な住まいと家族を守り、公的支援制度も活用し安心して暮らせるよう、日頃からの備えと知識の習得に努めましょう。