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耐震・制振・免震 の違い

こんにちは!

先日は宮崎でも大きな揺れを感じました。
食器棚や本棚からが物が落ちてきたりはございませんでしたか?
私は改めて家具の背の高い物の位置や、災害の備えを見直しました。
あるお客様は、冷蔵庫と天井の間に家具転倒防止ポールを取り付けたそうです。それにより、冷蔵庫はばっちり動かないそうです。
あるお客様は、TVが倒れるので、耐震防止ワイヤーを取付け、対策をされたそうです。

地震や災害に備える際に様々な情報を集めておく必要がありますね。

今回は建物の耐震、制振、免震という言葉について記事をまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。

  1. 耐震(たいしん): 耐震は、建物自体の強度を高めて地震に耐える能力を持たせることです。
    地震の揺れに対して、建物が壊れないように設計や工事を行います。
    たとえば、強い柱や梁、筋交い、耐震壁などを使って構造自体を強化します。
  2. 制振(せいしん): 制振は、地震の揺れを抑えるために、建物の中に振動を吸収・減少させる装置を取り入れる方法です。
    ダンパー(バネ)などの制振装置を使って、地震の揺れによる振動を減らし、建物が揺れ過ぎないようにします。
    これにより、耐震性を高めるとともに、建物内部や設備の安全も守ります。
  3. 免震(めんしん): 免震は、建物を地面から切り離して、地震の揺れが建物に伝わらないようにする技術です。
    免震装置を使って、建物が地震の揺れをほとんど受けないようにします。
    たとえば、建物の下に免震装置を設置し、地震の力を減少させることで、建物内部の影響(伝わり)を最小限に抑えることができます。

    簡単に言うと、
    耐震は「強度」建物自体揺れに耐える
    制振は「揺れの抑制」制振装置で建物内の揺れを吸収する
    免震は「揺れの隔離」免震装置で建物の下で衝撃を消し伝えない
    です。

これから新築をお考えの方には一つの知識として知っておかれると、

ご検討の際の物差しとしてお役立ちになると思います。