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世界遺産視察

ホリーホック・ハウス視察カルフォルニア ロサンゼルス

1921年に建築。フランク・ロイド・ライトが設計した建物。ハリウッドに近く高台に造られた場所から、ロサンゼルス、ハリウッドの壮大な景色が一望できる。

撮影:佐藤建設株式会社 佐藤光輝

海外視察レポート|ロサンゼルス「Hollyhock House」から学ぶ“普遍的な美と建築思想”

 

佐藤建設株式会社では、世界の建築やデザインから学びを深めるため、アメリカ・ロサンゼルスにある「Hollyhock House(ホリーホック・ハウス)」を視察しました。

1921年に世界的建築家フランク・ロイド・ライトによって設計されたこの邸宅は、今なお多くの建築家やデザイナーに影響を与え続けています。

本記事では、その魅力と、私たちの家づくりへの活かし方を3つの視点でまとめます。


① 建物概要

 

Hollyhock Houseは、ロサンゼルス市内を一望できる高台に位置し、ライトが設計した歴史的邸宅として知られています。


住宅でありながら“住まい以上の価値”を感じさせる構えとスケールを持ち、その存在自体が芸術作品のような佇まいです。

1920年代に建てられた建築が現在も保存され、多くの人々を魅了し続けていることから、時代を超える普遍性を備えた建築であることがわかります。


② 見どころ・設計的魅力

 

■ 高台からの圧倒的な眺望

 

建物が位置する高台からは、ロサンゼルス市街やハリウッドの景観が一望できます。


住まい自体が“風景を楽しむ装置”として成立している点が特徴です。

■ ライトならではの設計思想

 

フランク・ロイド・ライトが得意とする


・水平ラインの強調


・室内と外部の連続性


・自然素材の活用


といった独自の設計理念が随所に見られます。

自然と建物を一体化させる考えは、現代の住宅にも強く通じる普遍的な価値です。

■ 邸宅としての存在感と建築美

 

住宅でありながら、美術館のような堂々とした構えと豊かな表情を持つ建築。


「ただ住む場所」ではなく、「人の感性に働きかける場」として設計されている点が大きな魅力です。


③ 佐藤建設が得たインスピレーション

 

■ 立地と住まいが生み出す価値

 

高台という立地を活かし、住まいそのものが景観の一部となっています。


佐藤建設の家づくりにおいても、敷地条件×建物デザインの掛け合わせによって、オンリーワンの価値をつくることができます。

■ 自然素材と屋内外のつながり

 

無垢材や自然素材を扱う「自然家(佐藤建設)」の家づくりとも親和性が高く、


・光の取り込み方


・素材が持つ陰影


・外部空間との連続性


といった設計は、お客様の満足度を高める大きなポイントになります。

■ “自慢できる住まい”のあり方

 

ホリーホック・ハウスのように、見る人に強く印象を残す外観や空間構成は


「友人に見せたくなる家」


「見ただけで“あの家”とわかる存在感」


といった住宅価値につながります。

■ 時間を超えて愛されるデザイン

 

建築から100年経っても魅力が色あせない普遍的なデザイン。


これは佐藤建設が掲げる「大工と美学」という考え方とも深く重なり、


流行に左右されない、美しく長く愛される住まいづくりの重要性を再確認しました。


■ まとめ

 

Hollyhock Houseは、建築が時代を超えて価値を持ち続ける理由を教えてくれる邸宅でした。


佐藤建設は今回の視察を通して得た学びを、宮崎の家づくりに活かし、


お客様一人ひとりにとって「他にはない、誇れる住まい」を今後もご提案してまいります。