砂漠のオアシス アイクラーホーム 視察アメリカ　パームスプリングス

アイクラーホーム 視察レポート

① 建物・工法概要

今回、弊社 佐藤建設株式会社 は、米国ロサンゼルスにあるアイクラーホームのモデルハウスを、建築家・社長である トロイ社長 にご案内いただきながら視察しました。

アイクラホームと称される建築工法は、長年にわたり地域で愛されてきた住まいづくりの仕組みとして紹介されており、モデルハウスではその工法・仕上げ・ディテールに至るまで実体験できる状態でした。

このモデルハウスは、住まい手のライフスタイルと環境を考慮し、「木質／自然素材」「構造の見える化」「開放的な室内空間」というコンセプトが随所に盛り込まれており、建築工法（アイクラーホーム）自体が“信頼と実績”を背景にしています。

② 視察で注目したポイント・設計的魅力

• 構造の安心感と素材感：アイクラホーム工法では、構造躯体・外壁・床・天井にわたって自然素材（主に木材）が豊富に用いられており、木の表情・節・陰影が室内空間に豊かな質感をもたらしていました。

• 住まい手が「木の住まいだ」と実感できる仕上げレベルです。

• 開放的な空間設計：モデルハウスでは、大きな開口・吹抜け・インドアとアウトドアのつながりを意識した設計が見られ、ロサンゼルスという気候を活かして“内と外がゆるやかに繋がる暮らし”を体現していました。

• 長年愛される工法設計の“仕掛け”：長寿命・メンテナンスしやすい構造、素材選定、ライフスタイル変化にも対応できそうな間取りの設計など、「変えていける住まい」という視点も感じられました。

• 建築家・社長による案内という価値：トロイ社長自らがモデルハウスを案内・説明くださったことで、コンセプトや工法の細かな意図・歴史背景がリアルに伝わり、お客様提案時の説得力となるエピソードを多数得ることができました。

③ 佐藤建設が得たインスピレーション／家づくりへの応用

• 素材の“魅せ方”を住まいに：木材や自然素材をただ使うだけではなく、模型や仕上げ、開口・光の取り入れ方などを通じて“素材が語る住まい”を提案できます。

  アイクラホーム視察からは、素材そのものの価値を住まい手に感じてもらう設計のヒントが得られました。

• 開放と緊張のバランス設計：大開口・吹抜けなど開放感がある一方で、適度な軒・庇・構造・仕切りが“安心”と“開放”を両立していました。

  宮崎の気候・敷地条件を踏まえ、開放感の中にも落ち着きと快適性を備えた住まい設計に応用できます。

• 長く愛される住まい設計：アイクラホームのように「長年愛される工法・住まい」を目指すなら、流行に左右されにくい素材・構造・間取りの柔軟性・メンテナンス性を設計段階から盛り込むことが重要です。

• お客様提案時の差別化ポイントとして活用：「建築家＆社長自ら案内」という体験価値を含めて、提案資料やブログで「海外視察モデルハウス体験」「実物を見て学んだ工法の背景」などを打ち出せます。

  例えば「他と同じではない住まいを建てたい」お客様に対して、この視察内容をストーリーとして活かすことでブランド力が高まります。

■ まとめ

今回のアイクラホームモデルハウス視察は、単なる“見学”を超えて、実務設計・素材選定・空間構成・提案力向上につながる非常に貴重な機会となりました。

佐藤建設はこの学びを、宮崎県宮崎市における「自然屋（佐藤建設）」ブランドの住まいづくりに反映し、
“素材・構造・空間を通じて、唯一無二の住まい体験を提供する”
というビジョンを、さらに高めてまいります。