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世界モデルハウス視察

一般住宅 モデルハウス視察 2アメリカ ロサンゼルス

一般住宅のモデルルーム視察

撮影:佐藤建設株式会社 佐藤光輝

🌍 海外視察レポート|ロサンゼルス 一般住宅モテルハウス視察 2 — “暮らしの基本”を見直す住まい


① 視察対象の概要

このたび視察したのは、ロサンゼルス郊外にある「一般住宅モデルハウス」の一つ。住宅、間取り、仕上げ、内装、外構を含めた“住まいの基本形”を確認するためのモデルハウスで、実際の住まいとしての実用性が意識された住居でした。

モデルハウスであっても過剰な演出ではなく、「住みやすさ」「日々の快適性」「バランスのとれた間取り」 を重視した設計であると感じられました。


② 見どころ・住宅設計上の特徴

■ バランスある間取りと生活動線の設計

リビング、ダイニング、キッチン、水回り、寝室などが合理的かつシンプルに配置され、動線がスムーズ。
玄関からリビング、水回りへの流れ、プライベート空間へのアクセスなど、住む人の日常動線を丁寧に設計しており、「住みやすさ」を重視した構成が随所に見られました。

■ 屋内の仕上げと統一されたインテリアテイスト

床材、壁材、建具、照明、キッチン・水回り設備などの質感・色の統一感がとれており、過度な装飾ではなく落ち着いたデザイン。
結果として、長く住んでも飽きのこない、安心感のある空間に仕上がっている印象です。

■ 採光・通風・外部とのつながりの意識

適切な窓の配置と開口部により自然光を十分取り込み、風通しも考慮された設計。
また、庭や外構スペース、デッキ・テラスなど外部空間を含めた設計により、屋内と屋外がゆるやかにつながる“暮らしの余白”が確保されていました。

■ 実用性と心地よさの両立

モデルハウスでありながら、家具配置、水回りや収納、生活動線といった「実用性」がきちんと設計されており、住まい手の日常を支える基本が押さえられています。
同時に、色・素材・光などがうまくデザインされており、住まいとしての“心地よさ”“暮らしの質”も兼ね備えた住宅でした。


③ 私たち(自然屋/佐藤建設)にとっての学びと応用ポイント

今回の視察から、当社の家づくりに活かせるヒントは以下の通りです:

  • 過不足のない間取り設計:派手さや余分な装飾を抑えつつ、住みやすさと動線の効率を重視した間取り。日本の住宅でも基本をしっかり設計すれば、安心と満足を両立できる。

  • 仕上げの統一と落ち着き:素材・色調・照明などで統一感を持たせ、「長く住んでも飽きずに暮らせる家」を目指す。

  • 屋内外のつながりを意識した設計:窓・外構・庭・テラスなど、住まいを“部屋”だけでなく“環境ごと”設計することで、暮らしの余白や豊かさをつくる。

  • 機能性 × 快適性の両立:収納、水回り、動線などの“暮らしの基本”を疎かにせず、日々の生活がストレスなく送れる家を提案する。


✅ まとめ

今回のロサンゼルスの一般住宅モデルハウス視察は、「住まいの“普通”の大切さ」を実感する機会となりました。
華やかさや派手さではなく、毎日の暮らしに必要な機能性、快適性、バランスを重視した設計の中にこそ、住まいとしての真の価値があることを改めて認識しました。

私たち自然屋(佐藤建設)は、このような基本を大切にする設計思想を、宮崎の風土・敷地・暮らしにあわせて落とし込み、使いやすく、心地よく、長く愛される住まいをご提案してまいります。