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世界遺産視察

フィレンツェ 街並み散策イタリア トスカーナ フィレンツェ

フィレンツェ歴史地区として中心市街地は世界遺産に登録されています。
観光地としていつも沢山の観光客でにぎわっている街でした。

撮影:佐藤建設株式会社 佐藤光輝

🌆 海外視察レポート|フィレンツェ 街並み散策 — “生きた美術館”としての都市

① フィレンツェとは — 歴史と街の成り立ち

  • フィレンツェはイタリア・トスカーナ州の州都で、中世から近代にかけて「メディチ家」をはじめとする富豪や芸術家たちによって発展し、ヨーロッパ・ルネサンスの中心地となりました。Encyclopedia Britannica+2ウィキペディア+2

  • 街の中心部である「フィレンツェ歴史地区 (Centro Storico di Firenze)」は、歴史的な建築や都市構造がよく保存されており、1982年に世界遺産に登録されています。ユネスコ世界遺産センター+2theworldheritage.com+2

  • ローマ時代からの街の基盤の上に、中世・ルネサンス・近代と時代ごとの建築と文化が層を成し、都市全体が“時間の重層性”を持つ都市として成り立っています。Encyclopedia Britannica+2RTF | Rethinking The Future+2


② 街並みと建築の特徴 — 歴史と芸術が息づく都市

🏛 多様な時代の建築が混在する“街全体が美術館”

  • フィレンツェでは、ロマネスク、ゴシック、中世、ルネサンス、バロック……と、さまざまな時代の建築様式が共存しています。古い石造、煉瓦造、赤瓦の屋根、教会、大聖堂、鐘楼、宮殿、路地。街のどこを見ても歴史の層を感じさせる建築が見られます。architectureofcities.com+2bucketlisttravels.com+2

  • 特に、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)やそのクーポラ、ジョットの鐘楼、古い教会・宮殿などは、建築技術と芸術性の高さを象徴するランドマークであり、街のスケール感と重厚さに大きく寄与しています。thrillofitaly.com+3阪急交通社+3ユネスコ世界遺産センター+3

  • また、狭い路地、小規模な広場、水路や川(街の一部)、歴史ある石畳 ―― こうしたスケール感と素材感が、通りを歩くだけでも“街全体を体感”させる設計として機能しており、まさに「屋根のない美術館」としての魅力を持っています。

🎨 文化と芸術、そして日常の共存

  • フィレンツェは芸術・文化の都市であり、有名な美術館やギャラリー、教会、彫刻や絵画、建築作品が数多く存在します。これらは単なる観光資源ではなく、街のアイデンティティ — 日常の風景の一部として根付いています。Encyclopedia Britannica+2Kinglike Concierge+2

  • 街の構造が密で、主要な見どころが徒歩圏にまとまっているため、移動が容易で、散策しながら歴史と現在を同時に感じられる「体験としての街歩き」が成立します。

🌿 “街と暮らし”のバランス — スケール・人間性・暮らしやすさ

  • 歴史的な建築と密接に結びついた街並みは、「都市のスケール感」と「人のスケール感」の両方を兼ね備えています。大聖堂や宮殿のような大きな建築から、小路・路地・小さな広場まで、歩く人の視点やスピードを尊重した設計。これにより、「壮大さ」だけでなく「身近さ」「居心地」が両立しています。

  • また、街全体が保存と管理によって守られてきたことで、現代的な大きな建て替えや無秩序な改変が抑えられ、歴史の連続性と景観の統一性が保たれています。これにより、街のアイデンティティが守られ、訪れる人にも住む人にも「安心感」と「記憶の深さ」を与えています。RTF | Rethinking The Future+2theworldheritage.com+2


③ 私たち(佐藤建設)にとっての示唆 — 住まいとまちづくりへのヒント

テーマ 応用アイデア/設計へのヒント
歴史性と連続性の尊重 新築・改築問わず、その土地の歴史や既存の景観、まちの文脈を尊重した設計。「新しい」ではなく「馴染む」を重視。
スケール感のバランス 大きな建物だけでなく、人が歩き・暮らすスケール感を大事に — 路地、中庭、小さな広場、光・風・素材の変化などを取り入れた住宅・街づくり。
建築 × 文化 × 暮らしの融合 建物だけでなく、街の文化、芸術、暮らしの営みを含めた「住まいの提案」。単なる住宅ではなく「暮らしの場」の設計。
“時間の厚み”を感じられる住まい 新築時だけでなく、年月とともに味わいが増す素材・構造・デザインを選ぶ。将来を見据えた住宅設計。
歩く・感じる・体験するまちづくり 車中心ではなく、歩きやすさ、回遊性、視線の抜け、周囲との調和を意識した設計 — “暮らすまち”としての住宅地設計の提案。

📝 まとめ

フィレンツェは、ただの「観光都市」でも「古い街並みの保存地」でもなく、
「歴史と現在が生きている、世界に類を見ない“生きた美術館”」 です。

赤瓦の屋根、石造りの建物、教会や宮殿、路地、広場――すべてが「時間」「人」「暮らし」を重ねた物語を持ち、歩くたびに新しい発見があります。

私たち 佐藤建設としても、このような「場所性」「時間性」「人のスケール」「暮らしの質感」を大切にした設計・提案を、宮崎の地域やお客様の環境に落とし込み、 “地域に馴染み、時を重ねる家づくり” を目指していきたいと思います。