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世界街並み視察

サン・レミ・ド・プロヴァンス散策サン・レミ・ド・プロヴァンス~マルセイユ経由

散策しながらお店の写真を撮影しました。
デザイン・色彩・サイズ感はとても参考になります。

撮影:佐藤建設株式会社 佐藤光輝

🏙️ 海外視察レポート|サン・レミ・ド・プロヴァンス 街並み散策 — 歴史・文化・暮らしの風景


① サン・レミ・ド・プロヴァンスとは — プロヴァンスらしさあふれる街

南フランス、プロヴァンス地方に位置する サン・レミ・ド・プロヴァンス(Saint-Rémy-de-Provence) は、古くから人々が暮らし、文化が育まれてきた街です。丘陵やオリーブ、ぶどう畑に囲まれたこの街は、プロヴァンスらしい穏やかな暮らしと歴史が共存する美しい場所として知られています。All Things French+1

街はのんびりした規模で、石造りの建物、細い路地、カフェや小さなショップが点在する 歩いて回れるコンパクトな街並みが印象的です。SeeProvence.com


② 街並みの特色 — 歴史・散策・暮らし

🏘️ 中世の名残を感じる町並み

サン・レミ・ド・プロヴァンスの旧市街は 中世以来の街道や路地がそのまま残されているかのような景観で、石畳、小さな広場、噴水、木陰の並木道などが散策の楽しさを高めています。中心部の通りにはカフェやブティックが並び、のんびりと街歩きを楽しめる雰囲気です。SeeProvence.com

また、プロヴァンス地方らしい 淡い色の石やレンガ、木製の扉・窓枠などの素材感が、統一感ある景観をつくり、居心地のよい街並みを形成しています。France-Voyage.com

🖼️ 文化と歴史の背景

サン・レミは、ローマ時代の遺跡(Glanum)やヴァンサン・ヴァン・ゴッホゆかりの地としても有名。ゴッホが精神療養のため滞在し、その間に『星月夜』などの名作を描いた修道院(Saint-Paul-de-Mausole)や関連する史跡が街の近くにあります。All Things French+1

街自体も、長い歴史を背景に持ち、地元の人々の日常の中に歴史や文化が当たり前のように溶け込んでいることが魅力です。プチ・ヴィレージュ・ド・フランス


③ 街歩きで感じたこと — 風景と暮らしの調和

🚶‍♂️ ゆったりとした散策体験

実際に街を歩くと、通り沿いの カフェテラス、地元マーケット、ブティックの佇まい など、プロヴァンスの暮らしやすい雰囲気が印象的です。こうした日常の風景は、時間の流れそのものの“心地よさ”を感じさせてくれます。フランスボックス|フランス旅行情報

📸 点在する歴史的な建物・スポット

旧市街には サン・マルタン教会、ノストラダムスの泉・生家、美術館(Musée Estrine)などの歴史文化的見どころがあり、街歩きの中で自然に歴史と触れることができます。フランスボックス|フランス旅行情報

こうした建造物や史跡は単なる観光要素ではなく、暮らしと歴史が重なり合う空間として日常的な風景の一部になっているのが特徴です。フランスボックス|フランス旅行情報


④ 佐藤建設にとっての気づき・設計へのヒント

テーマ 設計・提案への示唆
地域性と素材感 地元の素材、色彩、石造りの彫り深い質感を住宅外観や外構に活かし、地域性に馴染むデザインを検討。
歩くスケールの街づくり 人が歩きたくなるスケール感(広場や路地)の導入は、居住地の公共空間設計にも活かせる。
歴史との共存 古い景観や歴史的背景を活かし、「新しさ」と「歴史の余地」を共存させる空間デザインが住まいの深みをつくる。
生活の“時間”を豊かにする空間 日常の動線・光・影・緑など、暮らしの“体験”を設計に取り込むことで、日々の満足度を高める。

📝 まとめ

サン・レミ・ド・プロヴァンスの街並み散策は、
「歴史・文化・暮らし」が静かに重なり合う プロヴァンスらしい日常風景を感じられる体験でした。SeeProvence.com

歩道の素材感、通り沿いのカフェ、路地の奥の小広場、歴史的な建物の佇まい――これらが調和し、単なる観光地ではなく “暮らしのための風景” として成立しているのが、街並みそのものの魅力です。France-Voyage.com

私たち 佐藤建設としても、こうした 暮らしの風景と建築・空間のつながりを大切にし、住宅・街づくりの提案に活かしていきたいと思います。