戻る

世界街並み視察

フランス・ボルドー サンテミリオン街並みフランス ボルドー地方 サンテミリオン

石畳の通りやカフェ・中世の建築物など古来の建物が多い場所です。

撮影:佐藤建設株式会社 佐藤光輝

海外視察レポート|フランス・ボルドー地方 サンテミリオン 街並み散策

 


① サンテミリオンってどんな村?

 

サンテミリオンは、フランス南西部 ボルドー地方の丘陵に広がる歴史ある村です。ブドウ畑に囲まれ、中世から続く石造りの街並み・路地・広場が美しく保存されており、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。サンテミリオン観光案内所+1

村は丘の上に築かれ、古い教会や城門、歴史的建築が点在しています。歩いて回れるコンパクトなスケールの街は、石畳の路地を進みながら街並みを体感する散策に適した環境になっていました。Lost in Bordeaux


② 石造りの建築と歴史の重なり

 

サンテミリオンは、中世以来の建築が今も日常として残る村です。

  • 石材を用いた建物が連続する街並み

 

  • 城壁や古い門(Porte Brunet など)の存在

 

  • 石畳の道が続く視線の抜け

 

といった構成が、「中世の村としての佇まい」を強く感じさせます。Nomads Travel Guide

こうした素材・構成は、やはり 街としての統一された空間体験 をつくり出しており、歩く人の目線や視線の変化が街並みによって導かれるような印象でした。


③ 散策で気づいた街の構造と日常

 

👣 路地と広場

サンテミリオンの旧市街は、狭い路地と小さな広場が次々と連続しています。


路地を進むごとに、

  • 小さなワインショップ

  • 地元のカフェ

  • 歴史的な建物のファサード
    などが現れ、歩くこと自体が体験につながる街並み設計になっていました。Choosewhere

🍷 ブドウ畑と建築の距離

 

街外周まで歩くと、ざわわと広がる ブドウ畑の風景と村の建物の輪郭が見え、


「生活する場所」だけでなく
「農業・文化・歴史が交差する場」であるのだということを実感できます。フランスボックス|フランス旅行情報


④ 歴史建築の存在感

 

サンテミリオンには、

  • 巨大な一枚岩から掘り出された教会(モノリット教会)

 

  • 中世の城門

 

  • 古い修道院跡や塔

    といった 歴史的建築物が集まっていますNomads Travel Guide

これらの建築は単体で魅力的であるだけでなく、街並み全体の文脈として景観に溶け込んでいるため、街を歩きながら「時間軸の重なり」として体感できるのが特徴です。


⑤ 街並み散策で感じたこと — 設計・空間のヒント

 

🧱 素材と時間がつくる風景

石造りの建物が何世紀にもわたり積み上がってきた街並みは、「素材の質感」「影の落ち方」「時間の経過」を自然に見せています。
これは住宅設計においても、素材選びと経年変化の見え方を考える際に大きなヒントになります。

🔄 スケールと動線の設計

歩行視点で設計されたサンテミリオンの路地や広場は、単に“通り抜ける空間”ではなく、「歩く楽しさ・視線の変化・接点の連鎖」を生み出しています。
住宅設計でも、動線と見え方の連続性を意識することが重要です。

🍇 地域文化と空間の融合

サンテミリオンは「街=文化=生活=建築」が一体となっている場所です。
これは、住宅設計においても暮らし方・周辺環境・文化背景を空間に反映させる設計が価値を生むことを示しています。


📝 まとめ

 

サンテミリオンの街並み散策は、

  • 歴史が連続する空間

  • 素材と光の関係

  • 歩行視点で豊かな動線をつくる街
    という、建築・空間設計の基本を教えてくれる視察でした。

このような視点は、住宅や街づくりの提案においても、
「時間・素材・人の動き」を中心に据えたデザインのヒントを与えてくれます。サンテミリオン観光案内所